【宇都宮競輪 G3レジェンド神山雄一郎C】小原太樹 清水裕友マークから抜け出し3回目のG3制覇

2025年5月18日(日)20時18分 スポーツニッポン

 宇都宮競輪の開設76周年記念「第1回レジェンド神山雄一郎カップ」(G3)は18日、12Rで決勝戦が行われ、小原太樹(36=神奈川・95期)が清水裕友の先行策から抜け出して優勝。小原のG3優勝は2023年3月29日の玉野72周年記念以来3度目。

 レースは坂井が前を取り坂井洋—神山拓弥—阿部拓真—伏見俊昭—清水—小原—大塚玲—小森貴大—嘉永泰斗で周回。青板Bで阿部が先に切る。最終Hを目がけて清水が踏む。阿部が大塚をどかして3番手。1センターで坂井が内に潜り4番手を確保。単騎の嘉永と小森は後方不発。直線で小原が抜け出し優勝。阿部と坂井が続き2、3着。

 今年からレジェンド神山雄一郎氏の名を冠したG3。記念すべき第1回を制した小原は「中学校から選手を選手を目指していて、その時から神山さんが活躍していたのを見て頑張ろうと思った。第1回のレジェンドカップを勝ててとてもうれしい」と感慨深げ。表彰式では神山氏から「不断の努力の結果だと思います。おめでとうございます」と祝福され笑みを浮かべた。

 決勝はさまざまな選択肢がある中でS班・清水の番手を選択。その決断がハマり、絶好の展開となった。「清水君はSSでトップ選手なので信頼して付いて行くことだけ考えていた。本当におとこ気がある先行でした。最後は清水君には申し訳なかったけど、踏ませてもらった」。後ろが他地区でも腹をくくって風を切った清水を称えた。

 充実布陣の南関勢に欠かせない堅実な追い込み型。「今回はラインに助けられた。今後、ラインに恩返しできる追い込みとして頑張っていきたい」と約束。最後は「神山さんに負けないような選手になれるよう頑張りたいですね」と照れ笑いを浮かべなら誓った。

 ◇小原 太樹(おばら・たいき)1988年(昭63)8月6日生まれ、東京都町田市出身の36歳。横浜高卒。2009年1月9日、平でプロデビュー。通算1282戦260勝。1メートル77、82キロ。血液型O。

スポーツニッポン

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