金沢志奈「自分自身はいいプレーできた」 1打リードの18番で逆転許し初優勝逃す
2025年5月18日(日)14時47分 スポーツニッポン
◇女子ゴルフツアー Sky RKBレディース最終日(2025年5月18日 福岡県 福岡雷山GC=6489ヤード、パー72)
首位タイから出た金沢志奈(29=クレスコ)は4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算13アンダーに伸ばしたが、1打及ばず2位に終わり、悲願のツアー初優勝には届かなかった。
前半で3バーディーを奪い、単独首位で折り返した。11番でもスコアを伸ばし、独走態勢に入るかに思われたが、同組の神谷そら、小祝さくらの猛追を受けて、優勝争いは終盤までもつれた。
1打リードで迎えた18番パー5。神谷、小祝は2オンを狙ったが、金沢は堅実にレイアップ。しかしフェアウエーからの第3打が短くなった。5メートルのバーディーパットはわずかに外れて、イーグルを奪った神谷に大逆転を許した。
「最後のバーディーパットは長い距離が残ってしまった。(第3打は)奥に行きたくない気持ちがあったので、あの結果になった」と残念そうに振り返り「そらちゃんもさくらも最後までいいプレーをしていたので、何が起こるか分かるか分からない状態だった。私自身でバーディーを取って優勝するのが一番だったけど、最後パーだったのが悔しい」と唇をかんだ。
17年7月にプロテストに合格し、同年9月には下部ツアーで初優勝。しかしツアーでは何度も優勝争いに加わりながら、あと一歩で涙を流してきた。昨年5月のリゾートトラスト・レディースでは初日から3日間首位を走ったが、最終日に逆転を許し3位で終戦。前週のワールド・サロンパス・カップでも2日目2位と好位置につけながらメジャータイトルを逃した。
今大会でも悲願を達成できなかった。悔しさは当然あるが「思ったよりも平常心で自分のプレーに集中できたし、スコアを見ると、4アンダーで自分自身はいいプレーができたと思う」と成長も感じている。「来週からも楽しみです」と前向きに話した。