北口榛花 シーズンベストで連覇達成 世界選手権を前にビッグスロー、投げ直しのハプニングも
2025年5月18日(日)14時34分 スポーツニッポン
◇陸上 セイコー・ゴールデン・グランプリ(2025年5月18日 国立競技場)
陸上女子やり投げパリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が18日、東京・国立競技場で行われたセイコー・ゴールデン・グランプリに出場。5投目に64メートル16をマークし、2連覇を達成した。
1投目でシーズンベストとなる61メートル41をマーク。2投目、3投目と記録を伸ばせなかったが、3投目を終えてトップに立った。
4投目はファウル、観客に手拍子を求めた5投目は64メートル16と記録を伸ばした。2連覇が決定して臨んだ最終6投目は61メートル37だった。
北口の出場が内定している世界選手権(9月、国立競技場)の参加標準記録は64メートル00。有力選手が多く集結した今大会で五輪女王の貫録を見せた。
17日に行われた会見では、「地元の日本の皆さんに投てきしてる姿を見せる機会は多くない。精いっぱい自分のベストを尽くしたい」と意気込んでいた。
ただ、前代未聞のハプニングもあった。3投目で62メートル03をマークして一時トップに立ったオタボー(バハマ)の記録が計測トラブルで取り消され、複数選手が投てきをやり直した。