大の里が無傷の8連勝! 伯桜鵬、安青錦、若隆景は1敗で追う 豊昇龍は変化に負けず6勝目
2025年5月18日(日)18時2分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所8日目(2025年5月18日 東京・両国国技館)
大相撲夏場所は18日、東京・両国国技館で8日目の取組が行われた。結びの一番では、横綱として初の優勝を目指す豊昇龍(25=立浪部屋)が東前頭4枚目・尊富士(26=伊勢ケ浜部屋)を下し、6勝目を挙げた。
2日目、3日目と連敗した横綱は、以降、巻き返しを狙い前日まで3連勝。5勝2敗となり迎えたこの日は、尊富士のまさかの変化に何とか食らいつき、もつれ込みながらも小手投げ。土俵際は微妙な態勢で場内は騒然としたが、軍配通りとなった。
前日に優勝経験のある尊富士を退け、初の綱獲りに挑む無敗の東大関・大の里は、過去、大の里の3勝2敗できっ抗する西前頭3枚目・平戸海と対戦。正面側のぶつかり合いで勢いそのまま、押し出して勝ち越した。
大の里と首位併走の21歳、東前頭7枚目・伯桜鵬は東前頭10枚目・明生と対戦し、序盤から激しくぶつかりもつれ合う展開に。最後は明生の小手投げで敗れ、初黒星となった。
6勝1敗で追いかける西小結・若隆景は西前頭筆頭・王鵬を立ち合い頭で当たり合い、寄り倒しで7勝目。同じく6勝1敗の東前頭9枚目・安青錦は西前頭6枚目・翔猿を細かい突っ張りで攻め込み、最後は送り出しで7勝目を挙げた。
4勝3敗の西大関・琴桜は東前頭3枚目・玉鷲を寄り切り大関の意地を見せた。
8日目の取組を終え、全勝は大の里。1差で追うのは伯桜鵬、安青錦、若隆景の3人となった。