【福岡六大学野球】九産大が5季連続、通算49回目の優勝 水崎が1失点完投

2025年5月18日(日)6時0分 スポーツニッポン

 ◇福岡六大学野球 九産大7—1福工大(2025年5月17日 福工大)

 九産大が5季連続通算49回目の優勝を決めた。勝ち点4で首位の九産大は、同3で2位の福工大と対戦。先発右腕の水崎康平(4年)が8安打を打たれたが、要所を締めて1失点完投。打線は相手投手陣の制球難とエラーにも助けられ、8安打7点を挙げて最終戦を待たずに5連覇を果たした。九産大は6月9日に開幕する全日本大学野球選手権(神宮など)に出場する。

 隙のない野球で九産大が5季連続制覇を果たした。「うちはびっくりするような野球はできない。今回の優勝も“しっかり守れたなあ”が本音です」。大久保哲也監督は守り勝ちを挙げたが、この日も堅守は光った。初回に併殺を成功させ、6回先頭に中越えの長打を許したが巧みな中継で打者走者を三塁に封殺。前週まで防御率1・33、与四死球18、失点9といずれもリーグ最少に抑えたチームディフェンスが光った。

 マウンドではダブルエースのひとり、水崎が力投した。「立ち上がりは恐る恐るで、体の開きもあったが、修正しながら次第によくなった」と8安打ながら連続二塁打を許した4回の1失点だけ。1年秋に右肘じん帯を痛めてトミー・ジョン手術を受け、1年がかりのリハビリで乗り越えた。僚友・大嶋柊と並んでリーグ最多の4勝目は優勝の大きな原動力となった。

 大学選手権は3大会連続の挑戦。「昨年は準々決勝で早大に敗れた。今年はその壁を絶対に破りたい」と水崎。全国4強入り、そしてさらに上の高みを目指す。 (中島 泉)

 ◆優勝決定メモ 福工大が今後、連勝して勝ち点4を挙げ九産大と並んでも、九産大は最終9勝2敗、福工大は同9勝3敗となり九産大が勝率で上回る。

スポーツニッポン

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