阪神・梅野が明かす同期・岩崎の凄み「試合の中で“ここ”っていうところの1球の正確さは凄い」

2025年5月18日(日)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神5—2広島(2025年5月17日 甲子園)

 13年のドラフト同期入団の阪神・梅野は、岩崎のボールを誰よりも受けてきた捕手だ。マスク越しに感じる背番号13の凄みを明かした。

 「一番は原点(右打者の外角球)能力だと思う。右打者、左打者に関係なく、試合の中で“ここ”っていうところのザキ(岩崎)の1球の正確さは本当に凄い。その1球で何度もチームを救ってきた」

 キャンプ中のブルペンでの取り組みにも目を細める。「ブルペンで直球が悪かったらずっと直球を投げ続けるんじゃなくて、直球、チェンジアップを1球ずつ投げ分けたり」。試合の中で一つの球種の精度や状態が悪ければ他のボールでカバーする必要が出てくる。岩崎は、そんな“窮地”をブルペンから想定して腕を振っている。

 「試合で直球がイマイチならずっと投げ続けるわけにはいかない。ザキは全部試合を想定して投げている。だから、フルカウントからパッとスライダーを投げられるんだと思うし。こういう取り組みが生きているんだ、と実際の試合で感じることがたくさんある」

 入団から12年ともに歩み、リーグ優勝の喜びも、同期入団だった横田慎太郎さんの死の悲しみも一緒にかみしめてきた。「試合を締めてザキとハイタッチする時にいろんなことが報われる」。梅野にとって最高の瞬間にはいつも岩崎がいる。 (遠藤 礼)

スポーツニッポン

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