野村謙二郎氏 「2番・矢野」がダメではないが現状で起用するなら...「相手は守りづらい」
2025年5月19日(月)15時52分 スポーツニッポン
元広島監督の野村謙二郎氏(58)が、自身のYouTube「ノムケンCHANNEL」を更新。開幕から2番打者には矢野雅哉内野手(26)が起用されていたが、現状で2番にふさわしいという打者の名前を挙げた。
野村氏は「僕個人の意見としていは2番は菊池だと思うんです」と、14年目のベテラン・菊池涼介内野手(35)の名前を挙げた。
今季は開幕から17試合連続で矢野を2番起用。4月12日の巨人戦(マツダスタジアム)で結果的に決勝点となるスクイズを決めたが、打率2割前半の不振。
その後は羽月、二俣らと併用されていたが、最近10試合は菊池が2番を担っている。
野村氏は「矢野がダメなわけではない」とした上で、「左打ちなので走者一塁から引っ張った打球で一、三塁の形をつくりたいが、それが現状できていない」と、首脳陣が矢野に求める2番のバッティングができていないことを説明した。
野村氏は菊池の2番起用を推す理由を「彼はカウントを整えてくれる」と説明した。
カウントを整えることでベンチに作戦を提案し、バントであろうとエンドランであろうとそれを実行できる。
「バントの構えから打つ、打つ構えからセーフティー、突然バスターしたり、相手からすると守りづらい」という“イヤらしさ”も2番の適正だという。
近年の2番最強打者の選択肢とは役割が違うが、ファビアン、末包、坂倉らの主軸が安定しているからこそカープは現状「2番・菊池」が適正なのだ。