インテルラゴス、2020年のF1ブラジルGP開催に向けて一歩前進か。サンパウロがサーキット民営化案を否決

2019年5月20日(月)13時12分 AUTOSPORT web

 ブラジルのサンパウロ市議会は、F1ブラジルGPの舞台であるインテルラゴス・サーキットを民営化するという案を否決したため、2020年もF1を開催できるのではないかと見られている。


 5月の初めにブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領は、早ければ2020年より、ブラジルGPの舞台はサンパウロからリオデジャネイロ郊外に建設される新しいサーキットに変わるだろうと述べていた。


 大統領の声明は、インテルラゴスのプロモーターにとって驚きの発表だった。というのも1990年からブラジルGPを開催しているインテルラゴスは、現在2020年までのF1開催契約を締結しているのだ。


 またサーキットを民営化するという計画と合間って、ブラジルGPの経済状況のせいでインテルラゴスの将来は危ういものになっていた。


 しかしサンパウロ市議会は、インテルラゴスの相対売買を支持しないことを決めた。もしサンパウロ市長のブルーノ・コヴァスによってこの判決が承認された場合、将来に向けてサーキットの見通しは広がるだろう。


 コヴァス市長は、「間違いなく、サンパウロはグランプリの開催を続けることができるはずだ。我々にはセキュリティと組織があり、ピットとパドックのメンテナンスを行うために、毎年作業を行なっている」と述べた。また彼は、サンパウロとリオデジャネイロの問題について議論するため、ボルソナーロ大統領と面会するものとみられている。


 F1の商業面で代表を務めるショーン・ブラッチズは、インテルラゴスとは2020年までの契約を結んでいることを確認しているが、サーキットがリオデジャネイロに変わることも魅力的な議題であったと認めた。


「我々は、現職のプロモーターにと2020年の開催について契約を結んでいる」とブラッチズは語った。


「レースの観点から見ると、特にブラジルとリオは我々にとって非常に魅力的だ。関心を持ってもらえることを嬉しく思っている」


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