小森飛絢退団報道の一方で…広島FW中村草太がシントトロイデン移籍？

　ベルギー1部リーグ残留を果たしたシント＝トロイデンVV（STVV）は、日本代表MF藤田譲瑠チマら一部の日本人選手が退団する模様。ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍中であるFW小森飛絢の去就にも注目が集まる一方、STVVがサンフレッチェ広島からFW中村草太を獲得する可能性も報じられている。

　ベルギーメディア『Voetbal』は5月18日、STVVの補強戦略を特集。MF山本理仁、MF伊藤涼太郎、MF藤田譲瑠チマが退団する可能性など、日本人選手が大幅に入れ替わるとの見方を示した上で、「STVVは残念なシーズンを終え、移籍の課題をより早く終わらせたいと考えている。中村はベルギー1部リーグでチャンスを得る次の日本人選手になるかもしれない」と報じている。

　また、中村と広島の契約内容については「両者の契約期間は残り2年」とリポート。完全移籍の場合、移籍金が発生する可能性があるとのことだが、オファーや交渉の有無には触れていない。

　一方、2024シーズンのJ2得点王である小森は、ベルギー1部リーグで5試合の途中出場、スタメン出場ゼロと不完全燃焼で海外挑戦1年目を終了。ベルギー紙『HBVL』はSTVVが小森の買い取りオプションを行使しない可能性を伝えている。

　現在22歳の中村は、前橋育英高校や明治大学を経て、2025年に広島へ正式加入。プロ1年目はJ1リーグ公式戦でスタメン出場8試合、途中出場7試合で2ゴール2アシストをマーク。4月20日以降はリーグ戦全試合でスタメン入りと、プロ1年目ながらも結果を残している。小森にかわるストライカ−としてSTVVへ移籍することはあるのだろうか。