【世界卓球】16歳張本美和、20歳木原美悠組が3回戦へ 前夜の食事の席で「作戦会議」…女子ダブルス
2025年5月20日(火)11時29分 スポーツ報知
女子ダブルス2回戦を突破した(左から)木原美悠、張本美和
◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第3日(19日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)19日=宮下京香】女子ダブルス2回戦で、16歳の張本美和(木下グループ)、20歳の木原美悠組がユアン・ジャナン、プリティカ・パバド組(フランス)を3—0(17—15、11—3、11—4)で退け、3回戦に進んだ。木原は「この試合は、1ゲーム目を取りきれたことが勝因」と語り、張本美も「1ゲーム目を取れたのが大きかった」とストレート勝ちに安堵(あんど)した。
第1ゲームは接戦になった。ゲーム終盤まで木原のレシーブが浮いて、首をかしげる場面があった。「(相手サーブの)回転の判断はできていたけど、入らなかった。決めないとという意識が強すぎた」。ベンチに入った女子日本代表の中沢鋭監督や、4歳後輩の張本美から「まずは台に入れればいいよ」と声をかけられ、木原は「もう当てるだけで」とシンプルに考えた結果、徐々に感覚を取り戻した。最後は17—15でゲームを先取し「美和のフォローがあった」と相方に感謝。美和は「いえ、何もしていないです」と恐縮した。
前回23年大会は別のペアで銅メダルを獲得したダブルス巧者の木原。今大会3種目に出場する張本美と時間が合う限り、宿泊施設で食事をともにしている。「美和の好きなアイドルの話を聞いたり。自分はそこまで詳しくないので、聞いているだけなんですけど(笑)」とリラックスして過ごし、コミュニケーションを取っているという。2回戦の前夜は「作戦会議」。練習以外の時間で、2人の絆をさらに深めてきた。
3回戦は、難敵・ヤシャスウィニー・ゴルパデ、ディヤ・チターレ組(インド)と対戦する。