【玉野競輪 F1スポーツニッポン杯争奪戦】渡部哲男が今年初V 45歳でも決め脚健在

2025年5月20日(火)21時35分 スポーツニッポン

 玉野競輪のF1「スポーツニッポン杯争奪戦」は20日、12RでS級決勝が行われ、渡部哲男(45=愛媛)が片岡迪之の番手捲りを差し切り今年初V。2着は片岡、3着は藤田周磨だった。

 今回の玉野は松山市営の開催。“地元戦”の渡部が昨年11月の玉野以来となる優勝を飾った。

 レースは今村—片岡—渡部—小酒—吉本—小川—藤田で周回。小酒が上昇するが残り2周で今村が突っ張り先行で主導権を渡さない。

 打鐘で片岡は小酒と併走になるが、さばいて今村を追走する。最終ホーム前で7番手の藤田が捲ってくると片岡は2角番手捲り。片岡を追った渡部がゴール前で差し切った。

 「ラインのおかげですね。今村君の気持ちを尊重して話した結果、中四国で間に片岡君を挟む形になった。ゴチャゴチャしたけど、片岡君が4角先頭で来てくれた。片岡君が地元だし、松山の開催なので複雑だったけど優勝できました」

 最近は思うような結果を出せず、前回の日本選手権は半年ぶりのG1出場だった。そんな中でも気持ちを切らさず努力してきたことが結果につながった。

 「流れが悪い日々が続いていた。流れに乗ってレースができれば勝機がある」

 45歳になっても決め脚は健在。次走の高松F1(29〜31日)へ最高の弾みとなった。

 ◇渡部 哲男(わたなべ・てつお)1979年(昭54)11月29日生まれ、愛媛県出身の45歳。84期。00年4月、松山でプロデビュー。通算2066戦427勝。通算優勝は43回(G3は5回)。主な優勝はG2ヤンググランプリ(02年)。1メートル81、86キロ。血液型A。

スポーツニッポン

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