女子ゴルフ界から“追放”9年の厳罰 不倫を「積極的に働きかけた」栗永遼キャディー 3人との処分に大差

2025年5月20日(火)20時56分 スポーツニッポン

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は20日、19日に懲罰諮問委員会と理事会を開き、一部週刊誌で不倫疑惑が報じられた既婚男性キャディーと女子プロゴルファー3選手の処分を決めたと発表した。

 川崎春花(22=村田製作所)、阿部未悠(23=ミネベアミツミ)、小林夢果(21=ヨコハマタイヤジャパン)は厳重注意とし、今年度の新人セミナー受講を義務づけた。一方でキャディーの栗永遼氏(30)には9年間のツアー競技、同協会の関連イベント等の会場への立ち入り禁止処分が科された。

 キャディーと選手の不倫報道については、プライベートな問題であり、JLPGAの小林浩美会長は当初「選手の私生活には必要がない限り関与しないが、必要に応じて事実確認の調査に基づく適切な対応を講じることを検討する」と慎重に対応していた。

 しかし今回の騒動では、男性キャディーの妻の女子プロがJLPGA理事に「通報」したと報じられたこともあり、JLPGAやツアーに及ぼす影響も大きく看過できない状況に追い込まれていた。

 3選手と栗永氏の処分に大きな差がついた要因の一つは、積極的に働きかけを行ったかどうかにある。キャディーと選手の不倫騒動は以前にも報じられたことがあり、そうしたスキャンダルを断ち切るためにも、厳罰を科したものと見られる。

 栗永氏は男子プロのキャディーを務めたこともあり、男子ツアーでの復帰を模索していたという情報もある。しかし、期限付きとはいえ女子ツアーから“追放”されたことで厳しい立場に立たされることになる。

スポーツニッポン

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