「少しずつ慣らして...」ドジャース指揮官 復帰直後のエドマン&テオは今カード「様子を見ながら」
2025年5月20日(火)9時52分 スポーツニッポン
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が19日(日本時間20日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦の試合前にメディア取材に対応。復帰した選手について言及した。
チームでは右足首を痛めていたエドマンが18日(同19日)に負傷者リスト(IL)から復帰。左ハムストリングを負傷していたT・ヘルナンデスもこの日、復帰し2人そろってスタメンに名を連ねた。
指揮官は2人が今カード3試合すべて出場するかという問いに「様子を見ながらになると思いますが、おそらく全試合には出ないでしょうね。短期的にも長期的にも、彼らがコンディションや感覚を取り戻すためには、少しずつ慣らしていくのが理にかなっていると思います」とした。続けて「だから毎日の状態を見て判断することになるでしょう。僕の直感としては、全試合に出場するというのはないと思います」と慎重姿勢を見せた。
チームはナ・リーグ西地区首位をキープしているが、前カードのエンゼルス戦で3戦全敗。現状の成績について指揮官は「ケガ人の影響は大きいですが、それ以外にも先制されることが多く、試合運びが難しくなっている。初球ストライクが取れないことが多く、30球投げるイニングも出てくる。こうなると先発投手が長く投げられず、チームとしても苦しい。まずは“初球ストライク”を徹底することが必要です」と投手陣の課題を指摘した。
初球でストライクが取れないことはメンタルが影響しているのかという質問に「一部は個々のメカニクスによるものでしょうが、基本的には意識の問題だと思います」ときっぱり。「ここ数年、我々の投手陣は“初球ストライク率”でトップクラスでした。それが今は下位に沈んでいる。これは大きな懸念です」とした。
改善策として「まず、その事実を選手に示すことです。課題を明確にして、改善するための意識を持たせる。誰だって試合でいい投球をしたいわけですから、その入り方を見直すよう伝えています」と語った。