トライアウトFinalステージは加藤高史がポール・トゥ・ウイン。鈴鹿8耐常連チームも上位でゴール/2023鈴鹿サンデーロード第2戦

2023年5月21日(日)17時59分 AUTOSPORT web

 8月に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権10枠をかけた8耐トライアウトFinalステージが、5月21日に2023鈴鹿サンデーロードレース第2戦 JSB1000で行われた。


 開催地の三重県・鈴鹿サーキットは予選日と同様に晴れて、気温は約25度のドライコンディションとなった。決勝は44台のフルグリッドで、そのうちの36台が8耐トライアウトにエントリーしている。

2023鈴鹿サンデーロードレース第2戦 JSB1000 8耐トライアウト 決勝 スタートシーン


 10周のレースはポールスタートの加藤高史(Honda 双友会 Tochigi Racing #112)がホールショットを奪い、1コーナーで山中将基(Team BIZENSEIKI KirimotoTechno Works 1)、中島陽向(Team BIZENSEIKI KirimotoTechno Works 2)が2-3につけた。


 1周目は4番手から遠藤晃慶(IRF with アズールレーン4)、増田雄基(GESUNDHEIT Racing)、羽根巧(TEAM AGRAS with NOJIMA)、奥田貴哉(Team de”LIGHT)がつけたが、奥田が2周目に羽根をかわしている。


 しかし、2周目の2輪専用シケインで岩谷圭太(DOGHOUSE KOOD)と川名拳豊(IRF with AZURLANE 2)がクラッシュする。マシンが炎上したこともあり、赤旗中断。レースは1時間ほど中断してから2周減算の8周で再開されることが決まった。

2023鈴鹿サンデーロードレース第2戦 JSB1000 8耐トライアウト 決勝 トップ争い


 再開されたレースは岩谷、川名を除く42台がコースイン。レースはまたも加藤が好スタートを決めてホールショットで、山中、中島とさきほどと同じオーダーとなった。2周目には奥田が3番手、そして2番手まで浮上した。


 3周目に入ると3番手に中島、4番手に山中と入れ替わる。ところが、NISSINブレーキヘアピンで山中が止まり切れずに2番手の奥田に衝突して2台がクラッシュ。奥田はこれで痛恨のリタイアを喫してTeam de”LIGHTはトライアウトを通過できなかった。また、山中は危険な走行により失格となった。

奥田貴哉(Team de”LIGHT)/2023鈴鹿サンデーロード第2戦 JSB1000 8耐トライアウト 決勝


 4周目はトップから加藤、中島、羽根、遠藤、片平亮輔(CLUB NEXT Honda Dream 高崎)、澤村元章(IRF with AZURLANE 3)、増田雄基(GESUNDHEIT Racing)と続くが、逆バンクで遠藤が転倒を喫してリタイアに終わった。


 以降は大きな順位変動はなかったが、最終ラップの日立Astemoシケインで7番手走行中だった武田数馬(浜松チームタイタン)が転倒を喫して再スタートをきり34番手に。

加藤高史(Honda 双友会 Tochigi Racing #112)/2023鈴鹿サンデーロード第2戦 JSB1000 8耐トライアウト 決勝


 レースを制したのは加藤で、後続を引き離してポール・トゥ・ウインを飾った。2位は中島、3位は羽根が入り、この3人が表彰台を獲得している。


 8耐トライアウトFinalステージでの出場権を獲得した10チームの発表は、決勝翌日の5月22日に発表される予定だが、2チーム体制で挑んだチームもあるため、13位フィニッシュでトライアウト11番手の東村伊佐三(Shinshu activation project Team NAGANO)も通過することになるだろう。

2023鈴鹿サンデーロードレース第2戦 JSB1000 8耐トライアウト 表彰式

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