楽天・浅村栄斗、連続出場記録が1346でストップ 三木肇監督「球団、GMを含めて総合的に判断」

2025年5月21日(水)17時10分 J-CASTニュース

大記録に終止符が打たれた。楽天の浅村栄斗が2025年5月20日の西武戦(盛岡)で今季初のスタメン落ち。最後まで出場機会がなく、15年8月8日から続いていたパ・リーグ記録の連続試合出場が1346で途絶えた。

春先は打撃好調も...死球を機に下降線へ

1点差を追いかける試合終盤。田中貴也、フランコ、鈴木大地が代打で登場したが、浅村の名前が呼ばれない。0−1で敗れると、浅村は足早に一塁ベンチを引き上げた。

今年は春先から打撃好調で3、4月終了時点で打率.290、4本塁打、13打点をマーク。だが、4月26日のソフトバンク戦(楽天モバイル)で死球を受けたのをきっかけに、調子が下降線に。自己ワーストの35打席連続無安打と快音がなかなか出なかった。

その後も好調を持続できず、直近は13打席連続無安打で打率.243まで落ちていた。ただ、通算2000安打の大記録まで2本に迫ったこのタイミングで、連続試合出場記録に終止符が打たれるのは異例だ。

報道によると、三木肇監督は試合後に浅村の欠場について報道陣から質問が及ぶと、「彼のことを、他のチーム(西武時代)から見ていて、彼と同じチームで(一緒に)させてもらっていることは光栄です。野球人としても、浅村という人としても、すごくリスペクトしています。素晴らしい人格者で今までもたくさんのこと乗り越えてきたと思う」と言葉を選びながら話した。また、「(欠場は)球団、GMを含めて総合的に判断した」と現場だけの意向ではないことを明かしたという。

「気持ちを切り替えてほしいですね」

スポーツ紙デスクは「試合展開でいえば、終盤に代打で浅村を起用する選択肢が考えられましたが、出場の準備している様子もなく、ベンチで戦況を見つめる姿勢に違和感を覚えました。現場の首脳陣は起用したかったんじゃないですかね。気になるのは浅村のモチベーションです。V奪回に向けて活躍してもらわなければ困る選手なので、気持ちを切り替えてほしいですね」と語る。

球団は試合に勝つことに徹すると共に、今後のビジョンを見据えて浅村の欠場を判断したのだろう。この決断が吉と出るか。(中町顕吾)

J-CASTニュース

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