【世界卓球】“大吉ぺア”の日本勢メダル第1号は岸川監督の誕生日プレゼントに 吉村「いい形でお祝いできた」

2025年5月21日(水)19時1分 スポーツ報知

吉村真晴、大藤沙月組

◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第5日(21日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)

 【ドーハ(カタール)21日=宮下京香】混合ダブルス準々決勝で、世界ランク21位の吉村真晴(SCOグループ)、大藤(おおどう)沙月(ミキハウス)組が、同ランク1位の林詩棟(りん・しとう)、蒯曼(かい・ばん)組=中国=を3—1で破り、準決勝進出を決めた。3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定。“大吉ペア”が今大会の日本勢メダル第1号となった。

 第1ゲームを落とした大吉ペアだったが、その後は3ゲームを一気に連取。世界1位を向こうにまわして堂々たる戦いぶりを見せた。吉村は勝利の瞬間、コートに倒れ込みながら力の限りガッツポーズ。涙を流す場面もあった。この日は日本代表男子の岸川聖也監督の38歳の誕生日。メダル第1号はバースデープレゼントともなった。吉村は「朝イチで大藤さんがハッピーバースデーの曲を歌っていて、自分はすっかり忘れていたんですけど」と笑わせつつも、「自分がずっとお世話になっている先輩なので、こうやって監督と一緒にいい形でお祝いできたので、自分としてもすごく誇りに思う一日です」と胸を張った。

 31歳の吉村と21歳の大藤の10歳差ペア。吉村は17年大会で石川佳純さんと組んで日本勢48年ぶりの金に輝くなど、3つのメダルを獲得。世界選手権個人戦の同種目では、15年銀、17年金、19年銀に続く4つ目のメダルを手にすることになった。

 次戦に向け大藤は「今はすごく気持ちが高ぶっているので、しっかり落ち着かせて次の準決勝、いい準備をして迎えたいです」と気を引き締め直していた。

スポーツ報知

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