大栄翔が7場所連続勝ち越し!「終わりではないので明日からも集中」残り全勝で場所後の大関昇進に望みも
2025年5月21日(水)20時30分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所11日目(2025年5月21日 東京・両国国技館)
関脇・大栄翔(31=追手風部屋)が東前頭4枚目の尊富士(26=伊勢ケ浜部屋)を下して勝ち越しを決めた。
立ち合い互いに頭で当たり合うと、大栄翔が突き放して前に出てからはたき込み。出足の鋭い尊富士を圧力で圧倒し「力を伝えられてよかった。余裕があった」と最後は冷静に対処した。
これで7場所連続の勝ち越し。6勝9敗だった昨年春場所の前も7場所連続で勝ち越しており、全て前頭筆頭以上の直近15場所中14場所で勝ち越しという抜群の安定感を誇っている。勝ち越しはあくまで最低限の目標。「ひとまずよかったけど、もったいない相撲もあったのでもっと厳しくいきたい」と気を引き締めた。
初場所は関脇で11勝、春場所は9勝を挙げて大関獲りに挑む今場所。夢をつなぐためには、ここからの白星の上積みも大事になってくる。「勝ち越しで終わりではないので、明日からも一日一番集中してやります」。残り4日間、横綱大関陣を全員破って12勝すれば3場所合計32勝となるため、場所後の大関昇進の可能性もまだわずかに残されている。