由伸の熱投台無し...9回に守護神スコットが痛恨の同点ソロ被弾 監督ガックリ あと2人だったのに...

2025年5月21日(水)13時35分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース—ダイヤモンドバックス(2025年5月20日 ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が20日(日本時間21日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に先発。7回1安打無失点、メジャー最多110球で9奪三振の快投でドジャースタジアムを沸かせた。ただ、9回に守護神スコットが同点ソロを被弾し6勝目はお預けとなった。

 山本は1—0の7回、先頭・マルテに直球を右翼方向へ弾き返され、この試合初めてのヒットを許した。さらに次打者・グリエルの初球が暴投となり二塁まで進まれ得点圏に走者を背負った。

 それでも動じない。グリエルを三ゴロに打ち取ると、ネーラーは詰まらせてニゴロ。前回対戦で満塁本塁打を浴びたモレノを四球で歩かせ2死一、三塁とした。ここでベッツら内野陣がマウンドに集まり一呼吸。続くスミスを2ボール2ストライクからの6球目、カットボールで空振り三振に仕留めると、マウンドで大きく吠えてガッツポーズ。本拠ファンは総立ちで拍手し「ヨシ!ヨシ!」というコールで右腕の熱投を称えた。7回110球はメジャー最多の球数となった。

 6勝目の権利を持って降板し、8回は2番手・ベシアに後を託した。

 ところが、そのベシアが乱調。先頭・ペルドモに二塁打を浴びると、代打・タワの送りバントが内野安打となり一、三塁にピンチを広げた。スアレスを一ゴロ、キャロルを空振り三振に仕留め2死までこぎ着けると、マルテを申告敬遠で歩かせ満塁とした。

 ここでドジャースベンチはベシアに代え、カスペリアスを投入。カスペリアスがフルカウントからグリエルを空振り三振に仕留めてピンチをしのぐと、ドジャースタジアムは熱狂の渦に包まれた。

 1—0で9回を迎え、マウンドには守護神スコットが上がった。ネーラーを一ゴロに打ち取り、勝利まであと2人としたが、モレノに左翼ポール際へ痛恨の同点ソロを被弾。一振りで試合は振り出しに戻り、ベンチのロバーツ監督はがっくりとうなだれた。

スポーツニッポン

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