トットナムがEL決勝でマンUを下して来季CL出場権 残るプレミア3枠は5チームが争う大混戦
2025年5月22日(木)8時45分 スポーツニッポン
◇欧州リーグ決勝 トットナム(イングランド)1—0マンチェスターU(イングランド)(2025年5月21日 スペイン・ビルバオ)
トットナムがプレミアリーグ名門対決となったマンチェスター・ユナイテッドとの欧州リーグ決勝を1—0で制した。前身の欧州連盟(UEFA)杯を制した1983〜84年シーズン以来、3度目の優勝。前半42分に左クロスからFWジョンソンが決勝点を挙げ、ボール保持率27—73%、シュート数3—16本という劣勢をしのいで逃げ切った。
プレミア17位のトットナムに対してマンUも16位と不振にあえいだチーム同士の直接対決に勝って来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も手にした。プレミアリーグは今季欧州カップ戦のリーグ別成績に基づき、来季は追加の1枠が与えられることが確定していて、今回のトットナムとは別にリーグ1〜5位までが出場。最終節を残して首位リバプール、2位アーセナルの出場が確定している。
残る3枠を3位マンチェスターC(勝ち点68、得失点差+26)、4位ニューカッスル(勝ち点66、得失点差+22)、5位チェルシー(勝ち点66、得失点差+20)、6位アストンビラ(勝ち点66、得失点差+9)、7位ノッティンガムF(勝ち点65、得失点差+13)の5チームが争う大混戦となっている。
1978〜79年、79〜80年シーズンにCLの前身である欧州チャンピオンズ杯を連覇している古豪ノッティンガムFは、当該5チーム間で7位と順位こそ最低ながらホームの最終戦(25日)は勝ち点1差で追う5位チェルシーが相手。勝っても他カードの結果次第は出場権を逃す可能性があるが、CL出場権争い唯一の直接対決で意地を示せるか。勝ち点66でチェルシーと並ぶニューカッスル、アストンビラに取りこぼしがあれば逆転で出場圏浮上も可能な状況で、大きな注目を集めることになりそうだ。
▼CL出場権争い最終節対戦カード(左がホーム)
・フラム(10位、勝ち点54)—マンチェスターC(3位、勝ち点68)
・マンチェスターU(16位、勝ち点39)—アストンビラ(6位、勝ち点66)
・ニューカッスル(4位、勝ち点66)—エバートン(13位、勝ち点45)
・ノッティンガムF(7位、勝ち点65)—チェルシー(5位、勝ち点66)