神戸が2連勝 FW大迫勇也が2戦連発の決勝ヘッド弾 流血も「根性が一番大事なので」

2025年5月22日(木)6時0分 スポーツニッポン

 ◇明治安田J1リーグ第13節 神戸2—1横浜M(2025年5月21日 日産スタジアム)

 3連覇を狙う神戸は敵地で最下位の横浜Mに2—1で競り勝った。FW大迫勇也(35)が2戦連発となる決勝弾。2連勝とした。横浜Mはクラブワーストの7連敗。

 百獣の王はウサギ一匹狩るにも全力を尽くすという。劇的な勝利を収めた前節G大阪戦から中3日。過密日程だったが、神戸のスタメンは代わらなかった。そして勝負を決めたのは、またしてもエースの大迫だった。

 「タカ(扇原)に感謝ですね。ミーティングで言われた通り、相手の弱点はあそこだったし、良いタイミングでゴール前に入ることができて良かった」

 同点の後半6分、扇原のFKをファーサイドで合わせて勝ち越しヘッドをマークした。コンディション不良から回復し、4試合ぶりのスタメン復帰となったG大阪戦に続く2戦連続決勝弾。前半途中に右手を流血するアクシデントもあったが「根性が一番大事なので」というストライカーは「血が止まらなかったけど大丈夫」と余裕の笑みを浮かべた。「相手関係なく自分たちがやるべきことをやろうとした」。最下位に低迷する名門の心をへし折った。

 前半19分の先制点も扇原、エリキの“元横浜Mコンビ”によって生まれたもの。吉田孝行監督を含めて横浜Mとの関わりが深いスタッフや選手が多い中、チームとしても心を鬼にして2連勝をつかんだ。アウェー3連戦の初戦を白星で飾り、6位に浮上。首位鹿島とはまだ勝ち点10差も離れているが、大迫は力を込める。

 「消化試合数が他クラブよりも少ないことをポジティブに捉えて、勝ち続けて上位にプレッシャーをかけ続けたい」。完全復活を果たしたキング・オブ・キングが、史上2チーム目のリーグ3連覇へ追撃態勢を強めていく。

スポーツニッポン

「神戸」をもっと詳しく

「神戸」のニュース

「神戸」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ