ヤクルトが今季7度目の零敗で借金11...高津監督は山野に「空気が読めないというか鼻が利かない」と苦言
2025年5月23日(金)21時34分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト0ー5巨人(2025年5月23日 東京D)
ヤクルトが、敵地で巨人に0—5で完封負けを喫した。苦手にしている相手先発・赤星との相性の悪さを露呈。7安打を放ってチャンスはつくったものの得点には結びつかず、9回を一人で投げきられて無得点に封じられた。
投げては先発・山野が踏ん張れなかった。3回までは1安打無失点に抑えていたが、4回に突如として崩れた。先頭・門脇の内野安打をきっかけに1死一、三塁のピンチを招くと、甲斐、ヘルナンデスに連続で適時打を浴びた。さらに四球で満塁とし、赤星にも2点適時打を食らい、この回だけで4失点。ビッグイニングをつくられて試合の主導権を相手に握られてしまった。
試合後、高津監督はカード初戦を託した山野に対して「あの回(4回)だよね。非常に大きなイニングになってしまった。自分で追い詰められていったような感じ。得点圏に進められてカンカンと打たれて、最後はピッチャーにまで打たれてしまうという…。空気が読めないというか、鼻が利かないというか。そういう感じには見えましたね」と手厳しかった。
今季7度目の零敗を喫した打線については「得点圏にいってからのバッティングだと思いますね。こっちが6(打数)の0。ランナーを置いてから、あと1本というところでしょうね」と得点力不足を嘆いた。チームは引き分けを挟んで3連敗。借金は今季最多の11となり、浮上のきっかけをつかめずにいる。