泉口友汰「結果を残すぞっていう強い気持ちだけ」 1号は岡本、2号は吉川とアベック弾「うれしいっす」
2025年5月24日(土)22時19分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人4—2ヤクルト(2025年5月24日 東京D)
巨人の泉口友汰内野手(26)が24日のヤクルト戦(東京D)に「7番・遊撃」で先発出場。4回に本拠・東京ドームでの初アーチとなる2号ソロを放つと、2—2で迎えた8回には値千金の決勝2点適時二塁打を放ち、2安打3打点の大活躍でチームを3位へと押し上げた。
東京ドーム初のお立ち台から下りたあとには囲み取材にも応じた泉口。
まずは4回の本塁打について「うまいこと体回転して打つことができたなって感じですね」と振り返ると、8回の決勝打については「チャンスだったんで振っていこうと思ってました」とキッパリと口にした。
お立ち台では8回の打席について「回が始まる前から、なんかチャンスで回ってきそうな気してた」と話していたが、改めて「回ってくるんだったらランナーたまって、計算して、ランナーたまってだったと思うんで、しっかり準備しました」という。
試合前のデーゲームでは大阪桐蔭の先輩にあたる楽天の浅村栄斗外野手(34)が日本ハム戦(楽天モバイル)で平成生まれ初となる通算2000安打を達成した。
同じ遊撃手。浅村について「大阪桐蔭で歴代No.1ショートだと思うんで、凄く尊敬しています」とし、同じ日に活躍できたことを「凄くうれしく思います」と喜んだ。
4月9日のDeNA戦(横浜)で「8番・遊撃」に入り、今季初スタメン。そこから先発出場を続け、同13日の広島戦(マツダ)から「1番・遊撃」に入って26試合連続で巨人の斬り込み隊長を務めた。
その後は打順を2番、7番と移動しながらも出場を続けている。当然ながら疲労もたまっているはずだが、「気合です。結果を残すぞっていう強い気持ちだけですね」とメンタルから勝利に向かっている。
月間打率.313だった4月に比べて5月の月間打率はここまで.234。「いや、しんどいっすね。打ててないんで」としながらも「いや、もうホンマに。はい、ずっと出てる人、凄いなと思います」とレギュラーを張り続けている人たちへの尊敬の念も改めて感じている。
試合前には亀井打撃コーチから直接指導も。「亀井さんさん、いつもちょっとおかしくなったらすぐ言ってくださるんで、すぐ修正していただけるんで、凄くありがたいなと思います」と感謝も忘れないプロ2年目。
また、この日は自主トレーニングをともに行った吉川とのアベック弾。4月9日のDeNA戦(横浜)で放った今季1号も、同じく一緒に自主トレした岡本とのアベック弾だった。
「今年の1号も(岡本)和真さんと一緒に打ったんで、なんかそんなん、あんのかなみたいな。うれしいっす」
そして、改めて、ずっと出ていてしんどいのは体なのかメンタルなのか聞かれると「全部です。気合です。しんどいとか言ってられないんで。毎日試合があるんで、はい。その日その日を結果残すだけだなと思ってますけど」と頼もしかった。