巨人・泉口友汰「今こそチーム一丸となって戦う時」 岡本不在の東京ドームで自主トレ仲間が躍動
2025年5月24日(土)21時45分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人4—2ヤクルト(2025年5月24日 東京D)
巨人の泉口友汰内野手(26)が24日のヤクルト戦(東京D)に「7番・遊撃」で先発出場。4回に本拠・東京ドームでの初アーチとなる2号ソロを放つと、2—2で迎えた8回には値千金の決勝2点適時二塁打を放ち、2安打3打点の大活躍でチームを3位へと押し上げた。
7回に2点リードを追いつかれ、6回1安打無失点と好投して降板していた先発左腕・グリフィンの今季4勝目が消滅。そして、2—2のまま迎えた8回だった。
巨人はこの回から登板したかつての同僚で、相手3番手左腕・田口からキャベッジの安打と岸田の犠打、ヘルナンデス敬遠で2死一、二塁。4回に本塁打している泉口が今度は左中間へ適時二塁打を放って2点を叩き出し、最後は守護神マルティネスで逃げ切った。泉口は3打点の大活躍だった。
大歓声に包まれながら上がったお立ち台。まずは1—0の4回に放った2号ソロについて聞かれると「いやもう…いったかなとは思いました」と笑みを浮かべ、コメントでもスタンドのどよめきを誘うと、大歓声を浴びながらダイヤモンドを一周した感想を聞かれて「メチャクチャ気持ちかった(気持ち良かった)です」と答えた。
自らの本塁打もあって2点リード。だが、まさかの形で追いつかれた。チャンスで入った8回の第4打席。「いやもう回が始まる前から、なんかチャンスで回ってきそうな気してたんで、しっかり相手ピッチャーをイメージしながら打席に立ちました」という。
打球は左中間を抜けていったが、「もう…本っ当にうれしかったです」というプロ2年目。本拠・東京ドームで初のお立ち台となったが、そこから見る景色は「最高です」と控えめながらも声を張り上げた。
チームでは開幕前に丸がケガで離脱し、現在は岡本も長期離脱中。坂本は打撃不振で2軍調整を行っている。「(岡本)和真さんがケガして、離脱して…結構穴はデカいんですけど、今こそチーム一丸となって戦う時だと思ってるんで、明日も勝っていい週末にできるようにしたいと思います」の声には覚悟がにじむ。
明日も勝てば今季初の5連勝。「いつも大きな声援ありがとうございます。明日も勝って5連勝できるようにやっていきます。ありがとうございました!」と元気いっぱいだった。