松山英樹 あと数センチでアルバトロスの1打も「もう少し時間がかかる」チャールズシュワブ・チャレンジ
2025年5月23日(金)11時0分 スポーツニッポン
◇米男子ゴルフツアー チャールズシュワブ・チャレンジ第1日(2025年5月22日 米テキサス州 コロニアルCC=7289ヤード、パー70)
第1ラウンドが行われ、松山英樹(33=LEXUS)は1イーグル、1バーディー、2ボギーの69で35位スタートとなった。
ホールアウトした松山は中継局のインタビューで「いいところもあれば、悪いところもあって、なかなかスコアを伸ばすところまでいけなかった」と少し残念そうに話した。
インから出て前半9ホールを全てパーで終えると、後半最初の1番パー5でスーパーショットを披露した。
残り239ヤードの第2打。アイアンを振り抜くとボールはカップをかすめてピン奥3メートルで止まった。もう少しアルバトロスという会心の1打で楽々イーグルを奪った。
しかし、ショットが乱れる場面が目立ち、なかなかリズムをつかめない。6番はティーショットが右の林に入り、低い弾道で木の下を通した第2打がグリーン奥まで転がった。ラフからのアプローチは下りの傾斜を転がり、グリーンをオーバー。ボギーで収めるのが精一杯だった。
続く7番もセミラフから放った第2打がグリーン奥のラフへ。巧みなロブショットで1・5メートルに寄せたものの、パーパットがカップに蹴られて連続ボギーを叩いた。
8番パー3で6メートルのバーディーパットをねじ込んでバウンスバックに成功したとはいえ、不完全燃焼のラウンドとなった。
前週の全米プロ選手権でメジャー20試合ぶりに予選落ちを喫し、急きょ今大会の出場を決断した。コロニアルCCでのプレーは11年ぶりだった。
フェアウエーキープ率64・29%(23位)、パーオン率55・56%(84位)は満足できる数字ではない。「もう少し時間がかかる。後半は(グリーンが)固くなってなかなかチャンスにつけることができなかった」とつぶやいた。
2日目に向けて「少しでも伸ばして、上位で週末を迎えられるように頑張りたい」と必死で切り替えた。