霧島「男前の時期は終わった」 大関復帰への起点11勝目に苦笑い
2025年5月24日(土)19時16分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所14日目(2025年5月24日 両国国技館)
元大関の関脇・霧島(29=音羽山部屋)が平幕・伯桜鵬(21=伊勢ケ浜部屋)を突き落とし、11勝目を挙げた。得意の左四つながら右上手は1枚回し。伯桜鵬が出る力を利用し、回り込みながら上手を投げるのではなく引くために使い、左から突き落とした。「そこは稽古のおかげ。よく体が動いた」と手応えを語った。
9日目、尊富士を首投げで下した土俵で右ほおをすりむいた。傷は塗り薬によって治りつつあるそうで「男前の時期は終わった」と苦笑いした。
関脇で2ケタ勝利は大関復帰への起点となる好成績。「良かった。残り1番あるので終わってから振り返る」。千秋楽に12勝までの上積みをもくろんだ。首などのケガのため、大関陥落から6場所目。「明日というよりも15日間が大事。この一番だけというのはない」と今場所のこれまでの14日間と同じ気持ちで大事な千秋楽の高安戦へ臨む。