大の里に「勝ち馬に乗って」GI馬オーナー深澤氏の初日激励が現実に 横綱土俵入りの三つぞろえ寄贈予定
2025年5月24日(土)4時30分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所13日目(2025年5月23日 東京・両国国技館)
大相撲夏場所で優勝を果たし、横綱昇進が決定的となった大関・大の里に各方面から祝福の声が寄せられた。不動産会社「サンフェル」の代表取締役で東京後援会の深澤朝房氏(66)はスポニチ本紙の取材に、横綱土俵入り用の三つぞろえ(太刀持ち、露払いとセットの化粧まわし)を寄贈する意向を明かした。地元・石川県津幡町ではパブリックビューイング(PV)が行われ、小学生時代の恩師が偉業を称えた。
深澤氏は大の里の優勝を“予言”していた。
夏場所初日だった今月11日、所有するパンジャタワーがNHKマイルカップでG1初制覇。深澤氏は表彰式後に東京競馬場から大の里の元へ駆けつけた。取組を終えたばかりの大の里と運良く会うことができ、パンジャタワーの首に掛けた赤の優勝レイと共に記念撮影。深澤氏は「“勝ち馬に乗ってね。必ず優勝できる”と話したら、本人も乗り気でした。そこから無敗ですからね」と振り返った。
思い出は尽きない。二所ノ関親方らを交えた東京・銀座での会食では「10人くらいがいっぱい食べて、凄い量と金額に驚いた。金額は言えないけどね」と笑いながら明かす。「私は病気をしたことがないんです。“無事これ名馬なり”という言葉があるけど、運気を上げることができたかな」と話した。
横綱昇進が確実となり、お祝いも準備中。横綱土俵入り用の三つぞろえを寄贈する予定で「パンジャタワーのデザインのものを贈呈します。馬の形をしたもので、横綱ということで、金と紫の刺しゅうも使える。親方からの了解も得ていますよ」と明かした。
≪認知症公表の橋幸夫も観戦≫中等度のアルツハイマー型認知症を公表した歌手の橋幸夫(82)も大の里の優勝を見届けた。水色のジャケットにピンクのネクタイ姿で、砂かぶり席から所属事務所「夢グループ」の石田重広社長と観戦。琴桜を破った際には、その圧勝ぶりに大きく口を開けて驚く様子を見せた。