“大の里の里”も大盛り上がり 地元、石川・津幡町でPV開催 小学時代の恩師「立派だった」

2025年5月24日(土)4時30分 スポーツニッポン

 ◇大相撲夏場所13日目(2025年5月23日 東京・両国国技館)

 大相撲夏場所で優勝を果たし、横綱昇進が決定的となった大関・大の里に各方面から祝福の声が寄せられた。地元・石川県津幡町ではパブリックビューイング(PV)が行われ、小学生時代の恩師が偉業を称えた。

 地元・津幡町も大歓喜だ。横綱昇進が決定的となる瞬間を見届けるため、町役場にPV会場が作られ約350人が来場。鋭い寄り切りで優勝を決めると、子供たちは跳びはね「やったー!」と興奮。目に涙を浮かべて「大の里」と書かれたタオルを激しく揺らす地元住民もおり、会場は熱気に包まれた。

 相撲教室のコーチとして小学校5、6年生の時に指導した長井恒輝さん(32)は「立派だった」と賛辞を贈った。昨年1月の能登半島地震で被災した地元にとって大きな存在だといい「偉大な背中を見せてくれて、みんなの希望になっている」と語った。

 夏場所はあと2番。長井さんは千秋楽の日に、国技館に行くという。「最後まで落とすことなく勝ち切ってほしい」と全勝優勝への期待を寄せた。

 ≪中高時代の監督「感無量」≫大の里を中高6年間指導した新潟・海洋高相撲部の田海哲也総監督は、国技館で歴史的瞬間を見届けた。「感無量です。輝いてましたね」。今場所は初日も観戦しており「凄く落ち着いていてオーラがあって、いくんじゃないかと思っていた」と連続優勝を予感していたという。角界の頂点を極める教え子へ「横綱は勝って当たり前。負けたら批判されて大変だけど長く続けてほしい」と思いやった。

スポーツニッポン

「大の里」をもっと詳しく

「大の里」のニュース

「大の里」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ