青学大 完全Vで令和初の5連覇 「幸せです」指揮官、次は全日本史上初の3連覇へ意欲

2025年5月24日(土)4時30分 スポーツニッポン

 ◇東都大学野球最終週第2日 青学大6−1国学院大(2025年5月23日 神宮)

 2回戦3試合が行われ、青学大が6—1で国学院大を下し、リーグ史上4度目で同校初の5季連続、17度目の優勝を飾った。開幕7連勝とスタートダッシュした亜大を第4週の直接対決で追い抜き、5校から勝ち点を奪う完全優勝で黄金時代継続。全日本大学野球選手権(6月9日開幕、神宮ほか)で大会史上初の3連覇に挑む。

 青学大の辞書に「盛者必衰のことわり」なし。9回2死。来秋ドラフト1位候補の右腕・鈴木が空振り三振を奪い、捕手・渡部と抱き合った。令和初のリーグ5連覇を果たした安藤監督が、5度宙に舞い喜びをかみしめた。

 「幸せですよね。マウンドに集まる彼らの姿を見せてもらえたのも幸せ。毎回、やっぱり本当にうれしい」

 日替わりヒーローが生まれる打線は1—0の3回に4安打4得点の集中打でゲームを支配した。先発左腕・バデルナが5回2安打無失点で8三振と快投し、残る4回は鈴木が最少失点で締めた。23年は下村(現阪神)、常広(現広島)のダブルエース、そして昨年は佐々木(現広島)、西川(現ロッテ)のダブルスラッガーが軸となり、4連覇の黄金時代。先輩4人に続き、今秋ドラフトで1位指名を狙うエース右腕・中西は今季6勝2敗、防御率1・41とMVP級の活躍。前日に完封しており、この日は出番なしも「(連覇を)僕たちの代でも続けられてうれしい」と笑った。

 出場を決めた全日本大学野球選手権は2連覇中。史上初の3連覇へ「初めてのことをやってのけたいというのはある」と指揮官。球史を刻む覚悟と準備はできている。 (柳内 遼平)

【意地の白星も…】

 亜大は、第4週、青学大との直接対決では初戦を制し、第2戦に勝てば22年春以来6季ぶりの優勝だったが、大一番で2連敗を喫して勝ち点を落としていた。この日の日大との2回戦は2—0で競り勝ち、優勝の可能性を残した正村公弘監督は「勝ち点4を取りにいく」と語っていたが、直後の第3試合で青学大が5連覇を決めた。

 ▼東洋大・井上大監督(青学大に1勝2敗)単純に強いと思います。ミスショットが少なく、力が抜けていました。

 ▼日大・片岡昭吾監督(青学大に2敗)一人一人が何をすればいいのか、明確になっている。

 ▼中大・清水達也監督(青学大に1勝2敗)余裕、思い切りの良さがプレーに生きている。中西君という柱もしっかりしていた。

 ▼国学院大・鳥山泰孝監督(青学大に2敗)やはり攻守で(青学大の)水準にレベルを上げていかなければならない。

スポーツニッポン

「連覇」をもっと詳しく

「連覇」のニュース

「連覇」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ