東大 エース渡辺向輝が8回1失点好投も 打線工夫なく無得点で9連敗

2025年5月24日(土)17時21分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦第7週第1日 1回戦 東大0—8立大(2025年5月24日 神宮)

 東大のサブマリン・エース渡辺向輝(4年=海城)が立大を8回まで1点に抑える好投。しかし打線に工夫がなく零封された。

 2回、先頭の杉浦海大(同=湘南)が二塁打で出塁。しかし5番秋元諒(2年=市川)がバントをファウルし強攻させれば三振。何とか右方向に打って走者を進塁させる工夫もなく後続も凡退。6回の無死一、二塁でも強攻させ杉浦が中飛。ここで二塁走者の中山太陽(同=宇都宮)は中堅手が捕球体勢に入っているのにタッチアップせず進塁できず。5回の得点圏を生かせず、好投の渡辺を援護できなかった。

 「9回はバテてしまってグダグダいってしまった。ただストレートは走っていたしシンカーも悪くなかった」勝ち星のない渡辺は収穫も口にした。

 今季、渡辺はリーグ戦を通して試合を作る能力が出てきた。残るは打てないときにどう点を取るのか。東大の打者はもう少し考えないと連敗は止まらない。

スポーツニッポン

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