【大学野球】立大が勝ち点3 Vの可能性を残して全日程終了 昨年から躍進 1番・山形球道は3冠王なるか

2025年5月25日(日)14時58分 スポーツ報知

ヒーローになった(左から)立大・山形球道、鈴木唯斗(カメラ・渡辺 朋美)

◆東京六大学野球春季リーグ戦 第7週第2日▽立大7−6東大(25日・神宮)

 立大は今季ラストゲームで東大に連勝。8勝5敗の勝ち点3で優勝の可能性を残し、全日程を終えた。1点ビハインドの7回1死二塁、鈴木唯斗外野手(4年=東邦)が右中間に逆転2ランをたたき込んだ。

 苦しい試合だった。それでもしっかりと白星をつかんだ。立大の木村泰雄監督(64)は「勝ち点が取れてホッとしているが、東大さんの打線…完璧なホームランで先制され、かなり厳しい展開だった。今季は打線が好調なので、終盤は必ず追いついて、逆転できると信じていた」と接戦を制したナインをたたえた。

 勝ち点は昨春の1、昨秋の2から、3となった。立大が強いと、おのずとリーグは盛り上がる。そう実証したシーズンでもあった。指揮官は「最初の慶応さん、明治さんには3戦目で敗れ、悔しかった。勝ち点3を取れたのは、選手たちがよくやった。まだまだ優勝の可能性がある。収穫のある、いいシーズンになった。秋につなげていきたい」と総括した。

 躍進を象徴するのがリードオフマンの山形球道外野手(4年=興南)だ。54打数24安打の打率4割4分4厘、5本塁打、17打点で3冠の可能性もある。「目標の打率3割5分、3本塁打をともに超えられたので、自分としては満足しています。できることはできた。後は明大の宮田(知弥)選手次第」と力を込めた。「チームとしては勝ちきれない試合もあった。完全優勝を目指して、秋は頑張っていきたい」と山形。これだけは言える。強いセントポールが、神宮の杜に帰ってきた。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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