兄マルクは6連勝でストップ。アレックス・マルケスがスプリント勝利/第7戦イギリスGP

2025年5月25日(日)0時33分 AUTOSPORT web


 5月24日、2025年MotoGP第7戦イギリスGPの2日目セッションがシルバーストン・サーキットで行われ、MotoGPクラスのスプリントではアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が勝利を飾った。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は初日の転倒で怪我を負い欠場した。



 午前の予選でポールポジションを獲得したのはファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)だ。1列目はアレックス・マルケス、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が並ぶ。


 2列目はマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)、フェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)。3列目はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)となる。


 2日目は午前から曇り空で、スプリントの時間は気温はあまり変化なく18度だが、路面温度は28度まで上昇した。路面はドライコンディションのまま。午後にはMoto3クラスとMoto2クラスの予選を挟み、MotoGPクラスのスプリントが開催された。


マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)/2025MotoGP第7戦イギリスGP

 コース全長は約5.9キロあるため、周回数は11ラップ。レースがスタートするとクアルタラロがホールショットを奪い、アレックス・マルケス、マルク・マルケスと続く。そして6コーナーでマルク・マルケスが2番手に浮上する。さらに15コーナーで先頭を奪った。


 2周目は3コーナーでマルク・マルケスが膨らみ2番手に落ちる。また、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が転倒している。


 トップ3が入れ替わり、3周目にはクアルタラロがミスした隙をつきバニャイアが3番手に浮上。先頭からアレックス・マルケス、マルク・マルケス、バニャイアのドゥカティ勢がトップ3となった。


 4周目にはディ・ジャンアントニオもクアルタラロに迫るが抜けない。ところが、5周目の終盤にオーバーテイク。クアルタラロは5番手まで順位を下げた。6番手はミラー、7番手はザルコと日本メーカーのバイクが続く。


 6周目には9コーナーの立ち上がりでザルコがミラーを抜き6番手に浮上。さらにマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)もミラーをかわして7番手に上がる。


 残り3周、ディ・ジャンアントニオがバニャイアをオーバーテイクして3番手に浮上。このバトルの最中にクアルタラロもその後方につけた。また、ベゼッチがザルコをかわして6番手まで浮上している。


 残り2周にはベゼッチがクアルタラロもかわして5番手にポジションを上げた。ラストラップは7コーナーでザルコがクアルタラロ、そして9コーナーでバニャイアもかわして5番手に浮上。


 先頭に目を移すとアレックス・マルケスが勝利を飾った。約3.5秒差でマルク・マルケスが2位、そこから約1.5秒差でディ・ジャンアントニオが3位に入った。マルケス兄弟はスプリントでは6連続ワン・ツー・フィニッシュを飾っていたが、今回はアレックスが1位、マルクが2位と入れ替わった。


 ベゼッチが4位、ザルコが5位、バニャイアは惜しくも6位、クアルタラロは7位までポジションを下げてゴール。8位はペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、9位はミラーだった。

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