【世界卓球】男子ダブルス64年ぶり金メダル 闘魂燃焼した戸上「炎のファイターとして頑張りました」
2025年5月25日(日)20時18分 スポーツ報知
戸上隼輔(右)、篠塚大登の「とがしの」ペア
◆卓球 ◇世界選手権個人戦 最終日(25日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)25日=宮下京香】男子ダブルス決勝で、世界ランク5位の戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)組は、同11位の高承睿、林イン儒(台湾)組に3—2で勝利し、同種目で1961年北京大会の星野展弥、木村興治組以来64年ぶりの日本勢金メダルの快挙を達成した。
相手は世界ランク11位だが、中国ペアを連破し、世界ランク1位のフランスも撃破して勝ち上がってきた伏兵。第1ゲーム(G)を6—11で落とし、第2Gを11—5で奪い返したものの、第3ゲームは7—11。一進一退の攻防となったが、第4Gは終始、有利に試合を運び11—6で取り返して2—2のタイに持ち込んだ。運命の第5Gに入っても勢いを失わず11—6で奪ってゲームカウント3—2で歴史的な勝利を挙げた。
プロレス好きの戸上はアントニオ猪木の入場曲を引き合いに「炎のファイターとして頑張りました。(勝ったときは)僕はプロレスのポーズをやりたかったんですけど、篠塚くんをみたら後ろ向いちゃっていたのでだめだと思って。(コンビ力を上げるために)ずっと話していましたね。お互い朝ご飯を一緒に行ったり、昼ご飯も行ったり、夜ご飯も。(24日の)フランスペアと台湾ペアの試合も一緒に見たりと常に一緒にいるようにしていました」。篠塚も「本当に信じられない気持ちですし、まずは世界一になったこと本当にうれしいです」と喜びを話した。
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