【高校野球】智弁和歌山が準決勝進出 エース右腕・渡辺が天理を相手に6回6安打1失点
2025年5月25日(日)6時0分 スポーツニッポン
◇春季高校野球近畿大会1回戦 智弁和歌山7—3天理(2025年5月24日 さとやくスタジアム)
近畿、東海大会が開幕し、それぞれ1回戦2試合が行われた。近畿大会では、今春の選抜大会準優勝の智弁和歌山(和歌山)と滋賀学園(滋賀)が準決勝に進んだ。
智弁和歌山のエース右腕・渡辺颯人(3年)が、今春の選抜大会決勝以来となる公式戦で6回6安打1失点と好投した。
「力を入れなくても、ボールがいっている感覚は凄くあった」
春季和歌山大会はベンチ外となり、全体でのウオーミングアップ後は筋肉量を上げる個人練習に時間を割いた。「チームを離れるからには結果を出さないと。ご飯をいっぱい食べて、重りを担ぐしかない」と、ウエートトレーニングに励んだ。ピンチでは1球ごとに絶叫。プロ注目で天理の4番・赤埴幸輝(3年)を二ゴロ、右飛、四球に抑えた。
試合後は音響機器の不具合で校歌が流れないハプニングもあったが、全員がアカペラで熱唱。「春の近畿も優勝を取りに行きたい」と渡辺。進化した姿で頂点まで駆け上がる。 (石丸 泰士)