中日―阪神のメンバー表交換時に福家責任審判が両監督に説明 24日同戦9回表に投球判定でひと悶着
2025年5月25日(日)13時34分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神—中日(2025年5月25日 バンテリンドーム)
中日—阪神10回戦の試合開始直前に行われる「メンバー表交換」で、審判団から中日・井上一樹監督、阪神・藤川球児監督へ24日の同9回戦の判定に関する説明がなされた。福家責任審判の言葉に、両監督は何度もうなずき、互いに会話をする一幕も。最後は握手をしてベンチへ引き揚げた。
物議を醸しているのは24日の試合、5—3と中日リードで迎えた9回表の阪神攻撃中のストライク、ボールに関する判定だ。
先頭・渡辺がフルカウントから見送った中日・松山の際どい低めのボール投球に対し、小林球審は「ストライク」をコールする際に見せる右腕を挙げる仕草をした(結果は四球)。この紛らわしい動作に、井上監督が猛抗議。その後、5—4の2死二塁から、松山が中野に投じたボールにも見える内角球を小林球審はストライク判定。“帳尻合わせ”とも思える判定に、SNS上でも批判が殺到していた。
藤川監督は試合後の囲み会見で「ストライク、ボールの抗議は禁止なはず。それがあった中で、最後の中野の一球というのは、正直納得いかない。それだったら自分たちも抗議しにいく。最後のストライク、ボール(の判定)は正直、審判の方、リスペクトするが“らしくないな”という感じはする」と語っていた。