ミキハウス・桜井俊貴 絶対エースが5年連続の都市対抗本戦出場へけん引 入社2年目のテーマは「突破」
2025年5月26日（月）10時0分 スポーツニッポン
第96回都市対抗野球大会近畿地区2次予選は、5月27日からわかさスタジアム京都で開幕する。ミキハウスは、巨人から入社2年目となる桜井俊貴投手（31）が絶対的なエースとして投手陣をけん引。5年連続6度目の本戦出場へ、意気込みを明かした。
「去年は（本戦に）出場したい気持ちが強くて、挑戦がテーマだった。今年は相手チームがデータを取ってきているのをすごく感じるので、そこを突破して、勝っていきたい。昨年よりも、もう一段階、上に行かないといけないという気持ちです」
今オフは直球の精度を高めることに注力してきた。練習では瞬発系のメニューを重視。短距離走、ジャンプ系、負荷の軽いウエートトレーニングなどを例年よりも数多くこなしてきた。
「球の強さを出したい。ファウルを取れないとキツくなってくるので」
確かな手応えをつかみつつある。JABA京都大会予選リーグのNTT東日本戦。1—1の7回2死一、三塁から3番手として救援すると、強力打線を相手に直球で押し込んだ。2回1/3を3安打1失点。普段の先発とは異なる役割だったが、フル回転が想定される2次予選を見据え「長打を打たれたくない場面で、結構ゴロを打たせることができた。中継ぎでもこういうピッチングをすれば抑えられる」とうなずいた。
初戦となる2回戦の相手はアスミビルダーズとNTT西日本の勝者に決まった。「自分がやるべきことは変わらない。準備だけはしっかりして、相手の傾向を見落とさないように」。昨年の2次予選は全5試合のうち4試合に登板し、2度の先発ではいずれも完投勝利を挙げた。相手チームの徹底的な分析にも気負いはない。対策を上回る投球で、強敵を凌駕する。
