阪神・椎葉 1軍初昇格つかんだ直球の球速アップの秘密「軸足の使い方をしっかり見直したことが大きい」

2025年5月27日(火)5時15分 スポーツニッポン

 【2軍リポート 大物から大物へ。若トラ駆ケル】

 兵庫県尼崎市に開業した新ファーム施設から、1軍を目指す若虎へスポットを当てる新企画「2軍リポート 大物(だいもつ)から大物(おおもの)へ。若トラ駆ケル」の第2回。打撃の成長が著しい高卒2年目の百崎蒼生内野手(19)と、22日に初の1軍昇格を果たした同じく2年目の椎葉剛投手(23)を取り上げる。

 椎葉は今季、直球に自信を深めつつある。昨年までは平均140キロ台中盤だったのが、今年は150キロ近くまで伸びてきた。

 「球速がだんだん、戻ってきている。軸足の使い方をしっかり見直したことが大きかったですね」

 昨季はずっと、軸足の使い方をつかめずにいた。「独立リーグ(徳島)の時にあった、足で土をかむ感じというか。そういうのが消えてしまって」。オフに台湾でのウインターリーグに参加し、迷いが晴れた。「他球団の選手、コーチに意識を聞いた。上を向く、ぐらい(の気持ち)で投げたらいいんだなと」。上を向いて投げる意識を持つことで軸足に体重が乗る感覚を持って投げられるようになり、球速が戻った。

 22日にプロ初昇格。23年ドラフト2位の右腕が、ブルペンに欠かせない存在となる。

 ◇椎葉 剛(しいば・つよし)2002年(平14)3月18日生まれ、堺市出身の23歳。島原中央では3年夏の長崎大会初戦敗退で甲子園出場なし。社会人のミキハウス、四国・徳島を経て23年ドラフト2位で阪神入り。2軍通算40試合で1勝1敗、防御率3.76。1メートル83、89キロ。右投げ右打ち。

スポーツニッポン

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