【まるがめボート SGオールスター】平高奈菜 前のめりにならず自然体で「全ては流れと運」

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　ボートレースまるがめのSG「第52回ボートレースオールスター」が、27日に開幕する。本紙担当の白鳥幹太記者は、G2レディースオールスター（とこなめ）から今回の6日間に挑む女子レーサー8人を直撃した。

　平高奈菜（37＝香川）がSGに参戦するのは2023年の芦屋オールスター以来、2年ぶり。地元のSGはこれが初となる。

　「久々やけん、スピードについていけるか分からんですけどね。でも（昨年10月のからつ）3daysではソコソコ走れた（優勝戦進出3着）し、エンジンの仕上がり次第では、それなりにやれるとは思いますよ」と弱気になることはない。

　3年前の宮島では女子史上4人目のSG優勝戦進出（6着）を決めており、再び大舞台で勝負強さを発揮できるか。地元戦だからこそファンの期待はさらに高まる。

　「1回は乗ってみたいと思っていたから、それはそれで良かった。だけど、優勝戦をスタートで遅れてしまった自分に後悔はしていますね」。その宮島ではスロー勢がコンマ10前後で決めた中、大外からコンマ17の踏み込みでは勝負権を得ることができなかったのは致し方なし。ただ、失敗を糧にそのチャンスを再びつかめば、いいだけの話だ。

　今年は新設されたプレミアムG1スピードクイーンメモリアル（浜名湖）で初代覇者に輝いたが、4月とこなめG3オールレディース準優勝戦でF。直前のとこなめG2レディースASで予選落ちと波に乗り切れない。

　「最近はリズムが悪いけど、いいことも悪いことも繰り返されるのがこの世界ですからね。全ては流れと運。気合を入れていいことはないし、いつもと一緒。みんなが緊張しているところを私はボケ〜ッと頑張る（笑い）。それでいきます」

　酸いも甘いもかみわけたからこその発言。前のめりにならず自然体で笑っている時こそ一番の買い時だ。

　オール女子の1R（6号艇）と4号艇の7Rに登場する初日から注目しよう。