イエリチがキャリア初サヨナラ本塁打!10号満塁弾でブルワーズ3連勝に導く 日系3世で18年にMVP
2025年5月28日（水）13時22分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ブルワーズ5×—1レッドソックス（2025年5月27日 ミルウォーキー）
ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手（33）が27日（日本時間28日）、本拠でのレッドソックス戦に「4番・DH」で先発出場。延長10回に10号サヨナラ満塁本塁打を放ち、チームの3連勝に貢献した。
チームは8回まで相手投手陣を攻略できず無得点に抑え込まれていたが、0—1の9回、先頭のイエリチが相手守護神・チャプマンから二塁打を放ってチャンスメーク。1死一、三塁からフリリックが中前適時打を放って土壇場で同点とした。
1—1で迎えた延長10回、無死二塁から始まるタイブレークで1死満塁に好機を広げるとイエリチが相手右腕・ヘンドリックスのスライダーを完璧に捉え、右中間スタンドへ飛距離400フィート（約121・9メートル）の特大アーチを放り込み、サヨナラ満塁本塁打で劇的勝利を飾った。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、イエリチにとって、意外にもメジャー13年目でキャリア初のサヨナラ本塁打という。
イエリチは母方の祖父が日本人の日系3世。13年にマーリンズでメジャーデビューし、18、2019年と2年連続で首位打者を獲得した。18年はナ・リーグMVPを受賞している。
昨夏の球宴時には、26年3月の第6回WBCに侍ジャパンとして出場意欲があるか問われ「どうなるか様子を見てみよう。数年後の3月に身体がどういう状態かは分からない」と32歳である現状を踏まえ慎重姿勢。その上で「ただ、代表チームの一員として考慮されることは常に名誉だ。特に日本は多くの良い選手を持ち、素晴らしいチームを構成してきた。だから彼らが興味を持ってくれること自体がすごいことだ」と語っていた。
