意気込みは「ゴー！　ゴー！　剛！」　５５歳になった町田・黒田剛監督…２６日に誕生日　決起集会も実施

２９日の練習後に取材に応じた町田・黒田剛監督（カメラ・浅岡諒祐）

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　Ｊ１町田は２９日、東京・町田市内で横浜ＦＭ戦（３１日・Ｇスタ）へ向けた非公開練習を行った。今週の２６日に５５歳になった黒田剛監督は「ゴー（剛）ゴーゴー（５５）ね」と笑いながら「語呂の良いタイミングでもあるし、自分にとってこれを機に好転したいという気持ちもある。ずっとここまで１０位で推移しているところを１桁台に持って行くこともそうだし、今度前半戦が終わって自分たちの中でもう一度考察してみて、後半の戦い方を着実に慎重に戦えるように。けが人も少しずつ帰ってくるだろうし、帰ってくればまた選手層の見通しを立ててくる。６月にまた良い状態になることを願っている」と意気込んだ。

　自身の誕生日にはクラブハウスで選手・スタッフ含めて１００人以上の決起集会を開催した。黒田監督はこの会に向けて、青森山田高の監督時代からお世話になっているという青森の業者から「特大」サイズのほたてを１５０個購入。「刺し身でも食べられるような新鮮さ」というほたてを、当日は自ら焼いて振る舞った。毎年恒例となっているイベントに指揮官は「すごい良い会になった。貝を焼いただけに」と冗談を飛ばしながら「毎回誕生日の付近、試合の切れ目にやってくれるのはすごくありがいこと。これからの自分たちの抱負や振り返りとか、覚悟を決めて話せるような場所でもある。誕生日の祝いと、そういう機会をもらえたのは二重の喜びがあった」と振り返った。

　自身初の３連敗も喫したが、現在は清水戦（２△２）から３戦無敗。前節の岡山戦（２△２）では２点ビハインドの状況から、後半に引き分けに持って行くなど調子を取り戻し始めている。次戦の横浜ＦＭは従来のつなぐスタイルからボールを保持率を抑えたサッカーに転換した。黒田監督は「個が鋭い選手がいる。そういった攻め残っているような選手をいかに封じるのかが重要なポイントになってくる」と分析すると、「どうなるかは分からないけど、良い展開に持って行けるように。理想的なレイソル戦（３〇０）のように持って行ければいいと思う。選手の士気も上がってきたので、その辺は期待したいなと思います」と話した。