横綱昇進の大の里、雲竜型の土俵入りを稽古…真新しい綱を締め「初めて横綱になった実感が湧いた」
2025年5月29日(木)11時16分 読売新聞
「綱打ち」を行い、二所ノ関親方(手前右)から土俵入りの指導を受ける大の里(29日午前、茨城県阿見町で)=代表撮影
大相撲の第75代横綱に昇進した大の里(24)(石川県出身)が29日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で真新しい綱を締め、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の指導で雲竜型の土俵入りを稽古した。
朝から土俵入りで使う綱を作る「綱打ち」が行われ、一門の力士たちが麻と銅線を包んだ3本をより合わせて純白の綱を完成させた。その後、緊張した面持ちで綱を締めた新横綱は、師匠から身ぶり手ぶりを交えて土俵入りの所作を教わった。
横綱として初の土俵入りは30日、東京・明治神宮で披露される予定。大の里は「綱を締めて初めて、横綱になった実感が湧いた。土俵入りも親方に教えてもらい、しっかり稽古できたと思う」と語った。