ジェコ、2年間の在籍のインテルに別れ…フェネルバフチェが本拠地到着を発表

2023年6月22日(木)17時53分 サッカーキング

CL決勝でもスタメンとしてプレーしたジェコ [写真]=Getty Images

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 トルコのフェネルバフチェは22日、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコがクラブ本拠地のイスタンブールに到着したことを発表した。

 フェネルバフチェの発表によると、イスタンブール入りしたジェコはメディカルチェックを受診後、移籍交渉の最終調整を実施するという。双方が滞りなく進めば、フェネルバフチェ加入が正式に決定する見込みだ。

 ジェコに関しては所属していたインテルとの契約が2022−23シーズン限りで満了を迎えることから、去就に注目が集まっていた。現地メディア『スカイ・イタリア』によると、インテルは1年間の契約延長オファーを提示していたものの、条件面で減俸を強いられたこともあり、オファーを拒否していたという。このような状況の中、かねてよりジェコの動向を注視していたフェネルバフチェが獲得に乗り出した。2025年夏までの2年契約オファーを提示し、年俸はおよそ400万ユーロ(約6億2000万円)ほどと報道。フリートランスファーでの加入が目前に迫っている。

 ジェコは1986年3月17日生まれの現在37歳。母国クラブやチェコのクラブでプレーした後、2007年夏にはヴォルフスブルクに加入した。2009−10シーズンのブンデスリーガでは全34試合の出場で22ゴールを挙げ、得点王を受賞。翌シーズンも第17節終了時点で10ゴールを挙げ、シーズン途中の冬の移籍市場でマンチェスター・Cへと旅立った。マンチェスター・Cでは背番号10を託され、コンスタントに得点を量産。2度のプレミアリーグ優勝や1度のFAカップ制覇に貢献した。

 2015年夏にはローマへのレンタル移籍が発表された。完全移籍へと移行した2016−17シーズンには、セリエAで37試合に出場して29ゴールを挙げ、得点王を獲得。同シーズンは公式戦通算で51試合のピッチに立ち、39ゴール14アシストと圧倒的な数字を残した。最終的にローマでは6シーズンにわたって活躍。公式戦260試合の出場で119ゴール54アシストを記録した。

 2021年夏には同じセリエAのライバルであるインテルへと完全移籍にて加入。初年度から公式戦49試合の出場で17ゴール10アシストを記録し、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスと磐石のコンビを結成した。2022−23シーズンはベルギー代表FWロメル・ルカクの加入もあって開幕直後こそベンチスタートも少なくはなかったが、ルカクが相次ぐ負傷に悩まされたこともあり、再び定位置の座を確保。最終的には公式戦52試合の出場で14ゴール5アシストという成績を残し、コッパ・イタリア2連覇やスーペルコッパ・イタリアーナ制覇、さらにはチャンピオンズリーグ(CL)での決勝進出に貢献した。

 ジェコの新天地となるフェネルバフチェはスュペル・リグ(トルコ1部)で過去19回の優勝を誇る強豪クラブ。しかし、2013−14シーズン以降はリーグ制覇から遠ざかっており、2022−23シーズンも首位ガラタサライと勝ち点差「8」の2位に終わった。ジェコが加わる新シーズンは、10シーズンぶりの覇権奪還を目指す。


【画像】ジェコがイスタンブールに到着!

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