モウリーニョ監督への処分が軽減…フェネルバフチェの異議申し立てが認められる
2025年3月2日(日)15時8分 サッカーキング
フェネルバフチェを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images
モウリーニョ監督は24日に行われたスュペル・リグ(トルコ1部)第25節のガラタサライ(△0−0)戦後、ガラタサライベンチが判定に対して「猿のように飛び跳ねていた」とコメント。また、主審は両クラブの要望によって外国人審判であるスロベニア人のスラヴコ・ヴィンチッチ氏が主審を担当し、同主審にモウリーニョ監督は感謝を口にしたが、トルコ人審判の第4審判には「もしあなたが主審だったら、この試合は大惨事になっていただろう」などと伝えたことを明かしていた。
これらの発言を受けたガラタサライはモウリーニョ監督が人種差別的発言をしたとして刑事訴訟を起こす意向を表明。一方、フェネルバフチェは「意図的に文脈から完全に外され、誤解を招くような形で歪曲されている」とガラタサライの主張を真っ向から反論し、逆告訴する声明を発表する事態となっていた。
大きな騒動になっていたなか、トルコサッカー連盟(TFF)は先月27日に侮辱的で攻撃的な発言などで合計4試合の出場停止処分と、合計161万7000トルコリラ(約668万円)の罰金処分が下していた。
この処分にフェネルバフチェは異議申し立てを行うことを明らかにしていたが、今回これが認められた模様で、TFFからの処分は2試合の出場停止処分となったほか、罰金処分も55万8000トルコリラ(約230万円)に減額されたことが伝えられている。