モウリーニョ監督、“差別主義者”の疑惑を完全否定…敵将にチクリ「彼のレベルまで落ちることは…」
2025年3月7日(金)12時17分 サッカーキング
フェネルバフチェを率いるモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images
2月24日(現地時間)に行われたスュペル・リグ(トルコ1部)第25節のガラタサライ(△ 0−0)戦後、モウリーニョ監督はガラタサライベンチが判定に対して「猿のように飛び跳ねていた」とコメント。また、同試合の主審は両クラブの要望によって外国人審判であるスロベニア人のスラヴコ・ヴィンチッチ氏が担当していたが、モウリーニョ監督は同主審に対して感謝を口にした一方で、トルコ人審判の第4審判には「もしあなたが主審だったら、この試合は大惨事になっていただろう」などと伝えたことを明かしていた。これらの発言を受けたガラタサライは、モウリーニョ監督が人種差別的発言をしたとして刑事訴訟を起こす意向を表明。トルコサッカー連盟(TFF)は同月27日に侮辱的で攻撃的な発言をしたとして、モウリーニョ監督に合計4試合の出場停止処分、および合計161万7000トルコリラ(約670万円)の罰金処分を下していた(後に出場停止処分は2試合、罰金処分は55万8000トルコリラ〔約230万円〕に減額)。
騒動後に『スカイスポーツ』のインタビューに応じたモウリーニョ監督は「彼ら(ガラタサライ)は私の過去を知らなかったのか、私への攻撃方法を誤ったね」とコメント。「『どうして彼らはこんなにも卑劣なことをできるのか』と思った」と、ガラタサライの告発を真っ向から批判した。
「誰もが私がどんな人間であるかを知っている。私の悪いところもだ。ただ、それ(差別主義)は私の悪い部分には含まれないよ。むしろ全くその逆だからね!」
「最も重要なことは、私が自分自身を知っているということ。(ガラタサライが)私を差別主義者と非難したのは誤った選択だったね」
なお、モウリーニョ監督の怒りの矛先は、タッチライン際で激しい言動を繰り返していたガラタサライのオカン・ブルク監督だった模様。『スカイスポーツ』のインタビュアーから「自分が使った言葉を後悔しているか?」と問われたポルトガル人指揮官は、次のように答えている。
「時々そう思うこともある。そして自分自身に『ジョゼ、なぜそんなことをしたんだ? なぜそのレベルまで落ちたんだ?』と問いかけるんだ。でも、私は彼(オカン監督)のレベルまで落ちることはできない」
「私はただ悲しかっただけだよ」