恐竜ポルシェを導く新たな“猛獣使い”が決定。アンドラウアー、ロード・アメリカでAOレーシングに合流へ

2024年7月27日(土)16時15分 AUTOSPORT web

 7月26日、AOレーシングは、来週8月2〜4日にロード・アメリカで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦で、ジュリアン・アンドラウアーが77号車ポルシェ911 GT3 Rのステアリングを握ることを発表した。


 ポルシェと契約しているこのフランス人ドライバーは、前戦限りでチームを離れることとなったセバスチャン・プリオールの代役として、ローリン・ハインリッヒとともにチームの“ロキシー”カラーのポルシェでGTDプロクラスに参戦する。


 第7戦終了時点でハインリッヒとともにドライバーズランキング首位に立っているプリオールは、雇用主であるマルチマチックとのテスト契約のため、ウェザーテック選手権の残りのシーズンを欠場することとなった。


 これまでのところ、アンドラウアーの正式な参戦が確認されているのはロード・アメリカのみ。ウィスコンシン州のトラックで開催される2時間40分のコンテストの後、ウェザーテック選手権の今季終盤はバージニア、インディアナポリス6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)が控えているが、これら3つのレースでの代役はアナウンスされていない。


 チーム代表のグンナー・ジェネットは「ロード・アメリカに向けてジュリアン(・アンドラウアー)をAOレーシングに迎えることができることに興奮している!」と語った。


「私たちは世界中の多くのチャンピオンシップで彼とレースをしてきたが、私たちのホームレースで彼が“ロキシー”でどんな走りを見せてくれるのか楽しみでしかたない」


 チャンピオンシップをリードするチームとともに北米シリーズの一戦を戦うことにったアンドラウアーも、来るイベントを楽しみにしている。


「IMSAに戻れること、そしてこれまで大成功を収めてきたAOレーシングに合流できることにとても興奮している。チームがチャンピオンを獲得できるよう、クルマに乗り込んで最大限の努力をしたい」


「ロード・アメリカのことはまだ知らないけれど、素晴らしいサーキットのようだし、ビューティフルな“ロキシー”に合うことを願っている。良いレースをしてチーム全員と一緒に戦えることを楽しみにしている」

ジュリアン・アンドラウアーは、2024年開幕戦でケリーモス・ウィズ・ライリーの92号車ポルシェ911 GT3 Rを、第2戦セブリングではプロトン・コンペティションの5号車ポルシェ963をドライブ。ロード・アメリカは今季3つめのIMSA出場ラウンドとなる。


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