PK失敗のポグバに人種差別メッセージ…イングランドでは1週間で3選手目
2019年8月20日(火)17時12分 サッカーキング
ウルヴァーハンプトン戦に先発フル出場したポグバは、1−1で迎えた67分に自らが獲得したPKでキッカーを担当。しかし、ゴール左を狙ったキックがGKルイ・パトリシオにセーブされたことで、試合は引き分けのまま終わり、マンチェスター・Uは開幕2連勝を逃すことになった。
試合後のポグバのSNSには、マンチェスター・Uのサポーターを名乗る複数のアカウントから人種差別的な内容のメッセージが届いた模様。すでに当該の投稿は削除されているという。
この1週間で被害に遭ったのはポグバだけではない。レディング(2部)のコートジボワール代表FWヤク・メイテとチェルシーのU−21イングランド代表FWタミー・アブラハムもPKを失敗したことによって人種差別の対象になった。
イングランドのサッカー界は、選手協会を中心に人種差別撲滅に向けた様々なキャンペーンを展開しているが、未だに差別はなくならない。6月に反人種差別チャリティの『キック・イット・オフ』が発表したレポートによると、昨シーズンのサッカー界における人種差別的発言は、前年比で43%増の「274」件が確認されている。