「監督に信頼され、自信を取り戻した」南野拓実が2G1Aでモナコの勝利に貢献!現地紙は新指揮官との再会が好調の要因と指摘
2023年8月21日(月)16時32分 ココカラネクスト

南野が全得点に絡む活躍でチームを勝利に導いた(C)Getty Images
フランスリーグのASモナコは現地時間8月20日(日本時間21日)、本拠地でストラスブールと対戦し、南野拓実の今季初ゴールを含む2得点の活躍により、3対0で勝利した。
開幕節に続き、2試合連続でスタメン出場となった南野は前半20分、相手陣内で味方とのパス交換を行い、カットされかけたボールを強引にキープし、ドリブルでディフェンスをかわすと、ペナルティエリア手前からロングシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
【動画】南野拓実が2ゴール!豪快ミドルと鮮烈ヘッドをチェック
さらに前半36分には、左サイドからカイオ・エンリケが上げたクロスをヘディングで押し込み、この日2ゴール目を決めた。鋭い軌道のボールに対して、ディフェンスラインの裏へ一瞬で飛び出し頭で合わせた、見事なゴールだった。
また後半13分には、カウンターから南野がウィサム・ベン・イェデルへラストパスを送り、チーム3得点目をアシスト。背番号18がこの日の全得点に絡んだ。
開幕戦でもアシストを記録し、ここまで2試合で勝利に貢献、新シーズン序盤から結果を残した南野に対し、地元紙もその活躍を称えている。
フランスの日刊紙『L’Équipe』は公式サイト上において、「ミナミノ、好調なシーズン開幕」と銘打ったトピックを配信。その中で「2022年の夏にリバプールから1500万ユーロでASモナコに加入したとき、タクミ・ミナミノは、最初のシーズンをこれほど苦しむとは予想していなかった」と不振に終わった昨季を振り返っており、その上で「モナコが完璧なスタートを切った今、彼にとってもすべてが変わった」として、現在の南野のプレーを評している。
さらに同メディアは「彼はプレーし、得点を決め、監督に期待され、自信を取り戻している。日曜日のストラスブール戦での見事な2ゴールは、彼の才能と気質の大きさを示した」と賛辞を続け、また、今季よりモナコを率いるアドルフ・ヒュッター監督との関係にも言及。ザルツブルク時代の指揮官でもあった同監督就任も、今季のパフォーマンスに影響していると指摘し、その上でヒュッター監督による「彼は肉体的にも心理的にも変わった」と語ったコメントも掲載している。
トピックでは他に南野自身の「新しいコーチ、新しいシステムに満足している」と現在のクラブの印象を述べたことも紹介されており、欧州へ渡った最初のシーズンでの指導者との再会で、28歳は再びそのポテンシャルを存分に発揮している。苦しんだ昨季の経験を乗り越え、クラブ在籍2シーズン目、大きな期待を抱かせる最高のスタートを切った。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]