7大会連続のW杯出場を目指す日本代表…最終予選のトップスコアラーたちを振り返る

2021年9月2日(木)12時34分 サッカーキング

日本代表のW杯最終予選トップスコアラーたち [写真]=Getty Images

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 絶対に負けられない戦いが火ぶたを切る——。2022年に開催されるFIFAワールドカップ・カタール大会の出場権を争うアジア最終予選が、いよいよ開幕。グループBに組み込まれた日本は2日に、ホームで初戦のオマーン戦を迎える。

 7大会連続のワールドカップ出場を目指す日本に、新たなヒーローは誕生するのか。ここでは、初出場を果たした1998年フランス大会以降の最終予選トップスコアラーたちを紹介する。

※2002年大会は日本と韓国の共同開催のため予選免除

■2018年 ロシアワールドカップ 最終予選
原口元気(4得点)

 原口元気は第2節のタイ戦、第3節のイラク戦、第4節のオーストラリア戦、第5節のサウジアラビア戦と4試合連続ゴールをマーク。最終予選4戦連続ゴールは、三浦知良(横浜FC)や呂比須ワグナーが記録した3戦連続を抜いて日本代表史上初の快挙だった。その後、迎えた本大会でも、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で先制ゴールをマーク。主役級の働きを見せた。

■2014年 ブラジルワールドカップ 最終予選
本田圭佑(5得点)

 日本の“エース”本田圭佑は、ヨルダンとの第2節でハットトリックを達成すると、ホームでのオーストラリア戦でも決定的な仕事を果たす。後半アディショナルタイムにPKを決めて同点とすると、開催国のブラジルを除き、世界最速でのワールドカップ出場権を日本にもたらした。なお、最終予選5ゴールは、三浦知良の4得点を抜き、1大会における日本歴代最多記録となった。

■2010年 南アフリカワールドカップ 最終予選
中村俊輔(2得点)
玉田圭司(2得点)
田中マルクス闘莉王(2得点)

 3次予選を目前に、イビチャ・オシム体制から岡田武史体制へ移行した日本代表。難しいかじ取りを強いられるなか、チームを牽引したのが経験豊富な選手たちだった。口火を切ったのは中村俊輔(横浜FC)で、バーレーンとの初戦で先制点をマーク。日本に勝利をもたらすと、玉田圭司(V・ファーレン長崎)は第2節と第3節で連続ゴールを奪った。そして、最終予選で全試合フル出場を果たした田中マルクス闘莉王も、DFながらチーム最多タイとなる2得点を記録。カタール、及びオーストラリアとの難しいアウェイゲームでネットを揺らした。

■2006年 ドイツワールドカップ 最終予選
大黒将志(3得点)

 ジーコ監督のもと、黄金のカルテットと称された中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一ら海外組の選手たちを中心にチームを形成。しかし、タレント揃いのチームは苦戦が続いていた。嫌な流れを吹き飛ばしたのが、大黒将志。代表出場2戦目となった北朝鮮戦で後半アディショナルタイムに決勝点を挙げて、チームを勝利に導くと、“神様、大黒様”と呼ばれるように。ラッキボーイとなった大黒は、北朝鮮とのリターンマッチでもワールドカップ本大会出場を手繰り寄せるゴールを奪った。

■1998年 フランスワールドカップ 最終予選
三浦知良(4得点)

 “ドーハの悲劇”から4年。初のワールドカップ出場を目指す日本代表は、幸先の良いスタートを切る。ホームにウズベキスタンを迎えた初戦で圧巻の4ゴールを奪ったのは、三浦知良だった。しかし、その後は勝ち切れない試合が続き、第4戦のカザフスタン戦で引き分けに終わると、加茂周監督を解任し、岡田武史ヘッドコーチを監督に昇格させた。最終的には3勝4分け1敗の成績で監督に次ぐグループ2位となり、イラン代表とのプレーオフ(第3代表決定戦)へ。マレーシアのジョホールバルで行われた大一番では、中山雅史、城彰二、そして岡野雅行がネットを揺らし、1954年のスイス大会予選に参加して以来、通算10度目の挑戦で初のワールドカップ本大会出場を決めた。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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