スバル、BRZを一部改良しMT車用アイサイトを採用。“STI Sport”の新設定も
2023年9月22日(金)12時28分 AUTOSPORT web

スバルは9月22日、水平対向エンジンを搭載したFRピュアポーツカー『スバルBRZ』の一部改良モデルを発表した。また、あわせて“STI Sport”グレードの新設定もアナウンスされている。
先代と同様にトヨタと共同開発され2021年7月にデビューした現行BRZ。今回の改良では、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)制御の最適化、および“R”グレードにおける17インチタイヤの新パターンタイヤの採用に加え、スバル初となるマニュアルトランスミッション車(MT車)向けの“アイサイト”の採用が主要改善点となっている。
スバル自慢の運転支援システムであるアイサイトは、高い衝突回避と衝突被害軽減、運転負荷軽減を誇る。MT車に標準装備される専用アイサイトでは、これらの特性をMT車用にセッティングすることで、幅広いシーンで安定した動作を実現するとともに、運転する愉しさと安心を高次元で両立した。
■上質さとさらなるスポーティさを実現した“STI Sport”グレード
新たに設定されたSTI Sportは、足回りにSTI(スバルテクニカインターナショナル)チューニングによる専用サスペンションや同ダンパーなどの専用パーツによって、優れたハンドリング性能を実現。また、STIチューニング日立アステモ製SFRDフロントダンパーを採用し、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りを両立した。
この他、足回りにはゴールドキャリパーのブレンボ製17インチフロント&リヤベンチレーテッドディスクブレーキがメーカーオプション設定されている。
外観の変化は、チェリーレッドレターマーク付きフルLEDヘッドランプやSTIエンブレムの装備、ブラック化されたルーフアンテナおよび電動格納式リモコンドアミラーの採用などが挙げられる。また、足元には光輝感の高いダークメタリックの18インチアルミホイールが奢られた。
インテリアは、ボルドー/ブラックで仕立てられたウルトラスエード/本革シートや、各所にダークキャストメタリック加飾パーツなどを用いることで“大人の上質なスポーツカー”が演出されている。
そんなBRZ一部改良モデルは、9月24日(日)に静岡県の富士スピードウェイで開催される『FUJI 86/BRZ STYLE 2023』の会場で一般公開される予定だ。気になる価格は330万〜381万7000円(税込)。ボディカラーはWRブルー・パールをはじめ、イグニッションレッド、クリスタルホワイト・パールなど全7色展開となっている。
スバル公式サイト:https://www.subaru.jp/brz/brz/