米司会からの「勝てない」批判で再び話題となった二刀流の“凄み” 大谷翔平の偉才に米放送局が愕然「オオタニは異常だ」

2023年9月22日(金)7時0分 ココカラネクスト

球史に眠っていた数多の記録を呼び覚まし、世界を驚かせてきた。そんな大谷の活躍に改めて賛辞が集まっている。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)が右脇腹痛により負傷者リスト入りをしてから約5日。レギュラーシーズンの終了を待たずして完全欠場を決めた二刀流スターの話題は、いまだ尽きない。

 現地9月20日には、米スポーツ専門局『ESPN』のスポーツ討論番組『First Take』に出演したコメンテーターのスティーブン・A・スミス氏の発言が世間を賑わせた。

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 歯に衣着せぬ物言いが何かと話題となる同氏は、今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷について「彼が5億ドル(約741億8000万円)の契約を得るという議論はもう聞きたくない」ときっぱり。さらに「そもそも彼は2025年まで投げられないんだ。フィールドで何ができるかということに見合った金額であるべきだ」「客席を埋められないし、勝てない」と切り捨てたのである。

 これを見たエンゼルスの外野手ジョー・アデルが「何が言いたいのかわからないな」と自身のX(旧ツイッター)に投稿したように、スミス氏の大谷への辛辣な物言いは物議を醸した。ただ同時に今季も「1シーズンでの2桁勝利&40本塁打以上」という史上初の金字塔を打ち立てた偉才の凄みを改めて称える声も強まった。

 米スポーツ専門局『CBS Sports』は「オオタニのマンモス級の才能に疑いの余地などなく、潜在的な契約額に制限などない。彼は、このスポーツ史上で最も期待され、そして最も望まれるフリーエージェントとなる」と断言。そして、球史に残る活躍を続けるサムライの存在価値に特大の賛辞を送った。

「簡単に言えば、オオタニは異常だ。それは歴史的に見ても明らかだ。遠い過去ではあるが、二刀流のメジャーリーガーは過去にもいた。例えば、ベーブ・ルースは投手と打者の両方をこなした。しかし、かの有名な『野球の神様』は25歳になる頃には、投手としては実質的に引退していた」

 さらに「アマチュア球界にも二刀流をやる選手はよく見かける。しかし、プロでは長く存在していなかった。少なくとも5、6日おきに先発として登板し、その間に指名打者として打順に残り続ける選手はいなかった」と論じる同局は「オオタニはファン、選手、そして球団の考え方を独力で変えた」と指摘。あらためて異能ぶりを強調した。

 戦線を離れても話題を生み出す大谷。歴史を紡いできた二刀流戦士はやはり凄まじい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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