WRC日本ラウンド招致準備委員会、2019年の開催見送りを受けて声明。「2020年に向けて招致活動を継続」

2018年10月13日(土)10時22分 AUTOSPORT web

 10月12日にFIAから発表された2019年のWRC世界ラリー選手権開催スケジュールを受けて、来季の『ラリー・ジャパン』復活を目指し活動していたWRC日本ラウンド招致準備委員会がリリースを発表。2020年の開催に向けて招致活動を継続していくことを明らかにした。


 2018年1月の東京オートサロン2018で発足がアナウンスされたWRC日本ラウンド招致準備委員会は、2010年以来にWRCを日本国内で開催するべく活動を進めてきた。


 ラリー・ジャパンの名称で開催が予定されているWRC日本ラウンドは、首都圏からアクセスしやすい愛知県と岐阜県を中心とするターマック(舗装路)イベントが想定されている。


 今年8月にはWRCプロモーターと開催契約を締結したことや、2019年9月または11月開催でFIAに開催申請を行ったことも発表。2019年のカレンダー入りが確実視されていた。


 しかし、10月12日にFIAが承認した全14戦の2019年開催スケジュールにラリー・ジャパンの名前はなし。代わってチリが開催国入りしたほか、当初は脱落するとみられていたフランス・コルシカ島でのツール・ド・コルスも継続開催となった。


 カレンダー落ちした理由については明かされていないものの、一部の海外メディアは2019年にラリー・ジャパンが開催されると開催数が全15戦に膨れ上がり、マシン輸送などに追加コストがかかることへマニュファクチャラー側が難色を示したことが原因のひとつとしている。


 FIAの決定を受けて、WRC日本ラウンド招致準備委員会は『WRC日本ラウンド 2019年開催の見送りについて』としたリリースを発表し、2019年のWRC日本開催が見送られたこと、2020年のカレンダー入りを目指して招致活動を継続していくことを明かしている。


 WRC日本ラウンド招致準備委員会が発表したリリース全文は以下のとおりだ。


WRC世界ラリー選手権 日本ラウンド招致準備委員会


2018年10月13日 MEDIA RELEASE


WRC 日本ラウンド 2019年開催を見送り
2020年開催を目指し招致活動は継続


FIA(国際自動車連盟)は、10月12日の世界モータースポーツ評議会において決定した2019年度の国際モータースポーツカレンダーを発表しました。かねてよりWRC(世界ラリー選手権)へのカレンダー申請を行っておりました日本ラウンドですが、残念ながら2019年度カレンダーへの登録は見送られることになりました。


WRC日本ラウンド招致準備委員会は、2020年の開催に向けて仕切り直し、招致活動を継続してまいります。引き続き招致活動へのご支援をよろしくお願いいたします。


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